中國(guó)人民銀行(中央銀行)がこのほど発表した「2022年人民元國(guó)際化報(bào)告」によると、2021年以降、人民元の越境決済の金額が前年の高い基數(shù)をベースに増加し続けた。21年に銀行が顧客の代わりに行なった人民元建て越境受払の金額は前年同期比29.0%増の36兆6千億元(1元は約20.1円)に上り、過(guò)去最高額を更新した。人民元の越境収支は全體としてバランスが取れ、通年で累計(jì)4044億7千萬(wàn)元の純流入となった。國(guó)際銀行間通信協(xié)會(huì)(SWIFT)のデータによれば、人民元建て國(guó)際決済のシェアが21年12月に2.7%に向上し、人民元は日本円を抜いて世界4位の決済通貨になり、22年1月はさらにシェアが上昇して3.2%に達(dá)し、過(guò)去最高を更新した。
國(guó)際通貨基金(IMF)が発表した公的外貨準(zhǔn)備の通貨別構(gòu)成(COFER)のデータを見(jiàn)ると、22年第1四半期(1-3月)には、世界の外貨準(zhǔn)備における人民元の割合は2.88%で、16年に人民元が特別引出権(SDR)のバスケット構(gòu)成通貨に採(cǎi)用された當(dāng)初より1.8ポイント上昇し、主要準(zhǔn)備通貨の中で5位になった。
これと同時(shí)に、実體経済に関わる越境人民元建て決済の量が急速な増加傾向を保ち、コモディティや越境ECなどの分野が新たな成長(zhǎng)源になり、國(guó)境を越えた雙方向の投資が引き続き活発だった。人民元相場(chǎng)は全體として雙方向に変動(dòng)し、人民元を使用して為替リスクを回避するというマーケットエンティティの內(nèi)生的なニーズが徐々に拡大した。人民元建ての越境投融資や取引決済をめぐる基礎(chǔ)的制度が持続的に改善され、実體経済に寄與する人民元の能力が絶えず増強(qiáng)された。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年9月26日