鄱陽(yáng)湖の水が干上がって露出した湖底に出現(xiàn)した「生命の木」。(寫真著作権はCFP視覚中國(guó)が所有のため転載禁止)
水が干上がって湖底がひび割れた鄱陽(yáng)湖を上空から見(jiàn)ると、「生命の木」が江西省の大地に橫たわっているように見(jiàn)える。深刻な干ばつに見(jiàn)舞われている鄱陽(yáng)湖には、そんな珍しい光景が広がっている。紅星新聞が報(bào)じた。
江西気象局によると、同省では局地的に深刻な干ばつとなっており、今月25日の時(shí)點(diǎn)で、干ばつが75日続いている。同省水文モニタリングセンターは今月23日午前7時(shí)、鄱陽(yáng)湖の星子観測(cè)所の水位は7.10メートルと、記録のある1951年以降で過(guò)去最低となり、4段階のうち最も深刻なレベルの渇水である赤色警報(bào)発令基準(zhǔn)に達(dá)したと発表した。
9月中?下旬は、渡り鳥(niǎo)が鄱陽(yáng)湖に飛來(lái)する季節(jié)だ。ただ、鄱陽(yáng)湖はその2ヶ月前から渇水期に入り、主體となっている湖と渇水期に見(jiàn)られる水たまりの水界生態(tài)系が変化。水が干上がり、植物が伸び放題となり、渡り鳥(niǎo)のエサや生息に悪影響が出ている。干ばつがもたらしている影響に対応すべく、江西省都昌県の渡り鳥(niǎo)自然保護(hù)區(qū)管理局は、主水路から水を引き、濕地の面積を広げることにした。同局の李躍局長(zhǎng)は取材に対して、「ここ半月、スタッフは渡り鳥(niǎo)が安心して飛來(lái)できるよう、急ピッチで作業(yè)し、全力を盡くしている」と説明した。
水が干上がり湖底がひび割れた鄱陽(yáng)湖
鄱陽(yáng)湖の水域が9割縮小
最近観測(cè)された鄱陽(yáng)湖の水域面積
7月以來(lái)、江西省ではほとんど雨が降らず、長(zhǎng)江の主流の水位が低下している影響で、鄱陽(yáng)湖の星子観測(cè)地點(diǎn)の水位が急降下。湖の水域面積も急速に縮小した。
鄱陽(yáng)湖をパトロールし、保護(hù)のための作業(yè)を行う職員
9月27日の時(shí)點(diǎn)で、星子観測(cè)地點(diǎn)の水位は6.97メートルとなり、過(guò)去最低を0.14メートル下回った。今後しばらくの間、水位は低下し続けると予想されている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年9月30日