広東省広州南沙濕地で最近、中國で國家二級保護動物に指定されているカワウソが確認されたというニュースが飛び込んできた。同地でカワウソが確認されるのは実に約10年ぶりのことだ。中央テレビニュースが報じた。
同濕地の職員によると、遊覧船で葦が茂っている場所を通過した際、カワウソが泳いでいるのを発見し、すぐにスマホで撮影したという。その後、広東省の林業(yè)関係の専門家により、國家二級保護動物に指定されているユーラシアカワウソであることが確認された。
ユーラシアカワウソは、イタチ科カワウソ屬に分類される食肉目の動物。細長い體形で、大きさは60—80センチ。耳が小さく、目は少し顔から出ているようについており、體毛の色は薄い茶褐色や灰色だ。
主に魚類を食べるが、カエルといった両生類や鳥類、小型哺乳類、昆蟲、甲殻類なども食べる。淡水生態(tài)系や海岸付近の生態(tài)系における頂點捕食者、キーストーン種であるカワウソは、濕地の環(huán)境が良好であることを示す重要な指標生物とされている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年10月29日