焼き柿(寫真提供?取材対応者)。
柿や文旦、栗、桂花(キンモクセイの花)など、今はまさに「実りの秋」。長江デルタ地域は既に「食欲の秋」モードに入っており、人々が秋の味覚を存分に楽しんでいる。中國新聞網(wǎng)が報じた。
霜降を迎えた今頃は、柿が旬を迎える季節(jié)だ。長江デルタ各地では、柿が「果物」の枠を超えて「グルメ」の世界に進(jìn)出し、なんと焼肉店や火鍋店、ケーキ屋などで「柿」が大旋風(fēng)を巻き起している。焼き柿、柿の葉酢、柿ケーキなど、長江デルタの人々は柿の新しい食べ方を次々と編み出している。
口コミサイト「大衆(zhòng)點評」の統(tǒng)計によると、「柿」の検索回數(shù)が最近、2倍に増えている。売上高ランキングを見ると、長江デルタの「送料無料エリア」が柿の主な消費(fèi)地域となっている。
柿の食べ方を見ると、従來の食べ方の域を超え、各地で柿の炭火焼きや柿のかき氷、柿のケーキといった、ユニークな食べ方が続々と誕生し、人々は斬新な體験を楽しんでいる。江蘇省や浙江省、上海では「焼き柿」の検索回數(shù)が3倍以上増になっている。
地域別で見ると、杭州や上海といった南方エリアの都市の売上高が上位で、他の地域に大きな差をつけており、秋?冬に柿を食べる習(xí)慣がある北方エリアの都市を上回っている。うち、南京は柿関連の検索回數(shù)が前月比163%増となっている。
長江デルタのある高級レストランでは、柿と落花生を組み合わせて、「良い事が起きる」という意味の中國語と発音が似ている「好柿花生」とネーミングされたスイーツや、「どんなことも願い通りになる」という意味の中國語と発音が似ている「柿柿如意」とネーミングされたティラミスを提供している。
南京市で満開を迎えた樹齢100年以上のキンモクセイ「桂花王」(撮影?泱波)。
また、心地の良い甘い香りのキンモクセイの花も、長江デルタの人々の心とお腹を満たしている。
キンモクセイの花(桂花)が満開となっている今、「桂花エコノミー」も盛り上がりを見せている。長江デルタでは多くのミルクティーショップやコーヒーショップが秋限定の桂花味の商品を販売している。例えば、桂花風(fēng)味のローストチキンや桂花カステラ、桂花酒味の白玉、桂花酒味のかき氷のほか、桂花米酒、桂花酒、桂花発泡米酒といったドリンクの売上も大幅に伸びているという。
その他、デリバリープラットフォームでは、文旦や柑橘類の果物、栗といった秋の味覚も大人気となっている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年10月28日