FIFAワールドカップ(W杯)カタール2022決勝トーナメント1回戦の韓國対ブラジルが北京時間今月6日早朝に行われ、韓國が1対4でブラジルに敗れ、アジア6チーム全ての敗退が決まった。アジア勢のベスト8入りは次回以降にお預けとなったものの、アジアの各チームは今大會で新しい歴史を作ったと言えるだろう。
この20年で目覚ましい成長を見せたアジア勢
今回、20年ぶりにアジアでW杯が開催された。20年前と比べると、W杯に出場したアジアのチームは目に見えて増え、今回は過去最高の6チームが出場を果たした。各大陸別では13チームの歐州に次ぐ2番目の多さとなっている。その他、アジアのチームの市場価値も前回W杯と比べて目に見えて上昇している。例えば、韓國チームの市場価値は、前回の8348萬ユーロ(1ユーロは約143.8円)から1億6448萬ユーロまで上昇し、日本チームは、前回の7240萬ユーロから1億5450萬ユーロまで上昇した。つまり、アジアの選手らが世界の舞臺で十分戦えるレベルに達し始めていることを物語っている。
グループリーグにおいて、アジア勢は素晴らしい活躍を見せてくれた。まず、開催國のカタールを除く5チームが少なくとも1勝(日本とオーストラリアは2勝、韓國、サウジアラビア、イランは1勝)した。5チーム合わせて7勝は、W杯におけるアジア勢最多記録(W杯日本?韓國2002での韓國4勝、日本2勝)となった。
また今回のW杯ではアジア6チームのうち、3チームが決勝トーナメント進出を果たした。決勝に進出した割合は50%で、南米と並んで61.5%の歐州に次ぐ2番目の高さとなっている。
アジア勢は波亂起こすもベスト8進出は果たせず
好成績を収めただけでなく、アジア勢はそのパフォーマンスでも世界を魅了した。
例えば、韓國は決勝トーナメントでブラジルに敗れはしたものの、グループリーグにおけるウルグアイと引き分けた試合やポルトガルに勝利した試合の內(nèi)容は非常に素晴らしかった。
そしてアジアの6チームのうち、最も目を見張るパフォーマンスを見せてくれたのは日本だった。決勝トーナメント1回戦では、PK戦の末、クロアチアに敗れてしまい、4度目の挑戦となったベスト8の壁を超えることはできなかった。しかし、日本が今大會で見せたハイレベルの戦術プランを立て、それをしっかりと実行する高い能力や闘志はリスペクトに値し、特に優(yōu)勝経験のあるドイツやスペインに逆転で勝利したのは見事だった。
當然ながらアジア勢の力はまだ安定しているとはいいがたく、波亂を起こすこともあれば、負けてしまうこともある。ただ、世界との差と向き合い、失敗を分析して、學ぶ姿勢を持ち続けることができれば、アジアのサッカーには必ず明るい未來があると確信できる。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年12月7日