春節(jié)(舊正月、2023年は1月22日)を目前に控え、中國全土では春節(jié)ムードが高まっている。そんな中、検索大手「百度」は16日、春節(jié)関連の検索ワードビッグデータを発表し、中國全土のネットユーザーの春節(jié)に向けた動(dòng)向を分析した。揚(yáng)子晩報(bào)が報(bào)じた。
ビッグデータによると、「帰省して春節(jié)を過ごす」関連の検索回?cái)?shù)が前年同期比23%増となっており、今年は帰省して春節(jié)を迎える人が多くなりそうだ。また、「春節(jié)用品を購入して春節(jié)を迎える」関連や「健康食品?用品」関連の検索回?cái)?shù)も前年同期比183%増となっている。年越し料理市場を見ると、デリバリーと店內(nèi)飲食の両方が増加しているほか、省跨ぎの旅行では南方エリアの景勝地が人気となっており、中でも一番人気は海南省三亜市となっている。春節(jié)映畫も満を持して「復(fù)活」し、多くのネットユーザーが「満江紅(Full River Red)」や「流浪地球(流転の地球)2」の公開を首を長くして待っている。AIGC(AI生成コンテンツ)も兎年の春節(jié)を盛り上げそうで、AIを使って畫像を作成したり、お祝いのメッセージを書いたりするのが人気となっている。
春節(jié)帰省者、春節(jié)用品購入が急増中
新型コロナウイルス対策が継続的に最適化されているのを背景に、帰省のハードルもより低くなっている。ビッグデータによると、「帰省して春節(jié)を過ごす」関連の検索回?cái)?shù)が前年同期比23%増となっている。特に河南省や四川省、安徽省、江西省といった地域には、多くの出稼ぎ労働者が帰省しており、春節(jié)帰省のムードが高まっている。
春節(jié)と言えば、春節(jié)用品。ここ1週間、「帰省する時(shí)に何を持って帰るか」に関する検索が前月比で24倍となった。オンラインでも、オフラインでも、春節(jié)用品の販売が佳境を迎えており、実體経済の回復(fù)を後押ししている。具體的には、ネットユーザーは今年、春節(jié)用品として「健康食品?用品」に特に注目しており、その検索回?cái)?shù)は前年同期比で183%増となっている。
今年の商品の検索ランキングトップ10を見ると、アメリカンチェリーが大人気でトップとなっている。以下、ナッツの詰め合わせ、春聯(lián)(春節(jié)に家の玄関などに貼る縁起の良い対句が書かれた赤い紙)と続き、その他、パルスオキシメーター、ビタミン剤などの健康関連の商品もトップ10に入った。
春節(jié)を迎えるに當(dāng)たり、年越し料理も準(zhǔn)備しなければならない。関連の検索を見ると、トップとなっているのは魚の蒸し料理「清蒸魚」で、「骨付き豚バラ肉の煮込み」や「豚肉の梅菜蒸し」、表面になつめなどのドライフルーツを飾った「八寶飯」、大きな食器に煮物などを盛り合わせる「盆菜」などが続いて「年越し料理」には絶対に欠かせない料理となっている。
ネットユーザーは新型コロナウイルス感染拡大でずっと旅行を我慢していたため、その思いを一気に爆発させている。今年の春節(jié)は暖かい南方エリアの景勝地が人気となっており、三亜や桂林、廈門(アモイ)などが人気を集める旅行先となっているほか、雲(yún)南省の西雙版納(シーサンパンナ)や大理、麗江なども人気を集めている。
期待高まる春節(jié)映畫、春節(jié)メッセージや畫像作成にはAI活用も
一家全員で映畫館に行くというのが近年、春節(jié)の「恒例行事」となっている。今年は春節(jié)に合わせて中國國産映畫7作品が公開され、映畫ファンが首を長くして待っている。今年の春節(jié)映畫関連の検索回?cái)?shù)は前年同期比120%増となっている。うち、張蕓謀(チャン?イーモウ)監(jiān)督の新作「満江紅」がトップ、郭帆(グオ?ファン)監(jiān)督のSF映畫「流浪地球2」が2位となっている。
また技術(shù)革新が生活に変化をもたらし、各種AI(人工知能)の応用が春節(jié)にも影響を與えている。例えば、AIGCが今年、特に人気となっており、AIを活用して春節(jié)のお祝いメッセージを書いたり、春節(jié)を祝う畫像を作成したりするというのが人気となっている。AIを活用して、春聯(lián)やお祝いメッセージを書くことに関する検索回?cái)?shù)が前年同期比でそれぞれ98%増と134%増になっている。AIを活用すると、効率が上がるだけでなく、斬新な創(chuàng)造力も刺激されるからだ。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年1月18日