塔克拉瑪干(タクラマカン)砂漠は今から30萬年前に形成された可能性があり、塔里木(タリム)盆地の砂塵は華北地域と青蔵高原(チベット高原)に影響を及ぼす可能性がある……21日に行われた新疆維吾爾(ウイグル)自治區(qū)人民政府新聞弁公室の記者會見で、科學研究機関の関係責任者が第3回新疆総合科學調査の段階的な成果を発表した。新華網が伝えた。
今回の科學調査の主導機関の責任者を務める中國科學院新疆生態(tài)?地理研究所の張元明所長は、「第3回新疆総合科學調査の各參加機関が取得した重要成果には、▼額爾斉斯河(エルティシ川)の流域でヨコエビの新種を発見し、天山及びその周辺地域が世界の冷水性生物の起源地であることを証明した▼天山野果林區(qū)で2つの蘚類の新種、39の寄生性天敵昆蟲の中國新記録種を発見した▼タクラマカン砂漠の形成?変化の研究で新たな発見をし、同砂漠が今から30萬年前に形成された可能性があるという新たな認識を打ち出し、風の力、大気下層部、砂の出処の風成地形形成の相乗効果を説明し、タリム盆地の砂塵が華北地域とチベット高原に影響を及ぼす可能性があることを証明した、ことが含まれる。
ほかにも、▼科學調査に參加した科學研究者はドローン、衛(wèi)星、モノのインターネット技術を利用し、26ヶ所の無人地帯生態(tài)系自動モニタリングスポットを新設した。▼第1回と第2回新疆総合科學調査データバンクを再構築し、新疆科學調査データの共有サービスをほぼ実現した。▼複數の重要河川全體の水量狀況を明らかにし、エリアの水資源開発の政策決定の提案を行った、ことがある。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年2月23日