玫茵堂の貴重なコレクションである明代の成化鶏缸盃が8日、香港サザビーズの中國陶磁器?工蕓品の春のオークションに出品され、2億8124萬香港ドルという中國の陶磁器としては世界記録を更新した額で落札された。落札者は上海のコレクター、劉益謙氏だ。新華網(wǎng)が伝えた。
これまで2億-3億香港ドルと推測されていたこの鶏缸盃は、今回のオークションで最高額で落札された中國古代の陶磁器となる。
闘彩工蕓は明代成化年間に生まれた、青花で縁取りをした彩色の陶磁器で、青花と彩色の陶磁器が美しさを競い合っている。鶏缸盃は明成化の闘彩盃の一つで、親子の鶏が描かれた酒用の小盃で、雄鶏と雌鶏が雛を連れて餌を探す様子が描かれている。鶏缸盃は色鮮やかで玉のような手觸りがあり、模様は素樸で親しみやすい。
成化鶏缸盃は1980年と1999年にも競売の際に中國の陶磁器の世界での落札価格記録を更新している。香港サザビーズによると、今回の競売品以外に世界に殘っている鶏缸盃は一般人所有の3點のみだという。
香港サザビーズが今回競売にかける明成化闘彩鶏缸盃はロンドンのコレクター、Leopold Dreyfus夫人が以前所有していたもので、後に玫茵堂のコレクションとなった。玫茵堂は業(yè)界でも質(zhì)の高いコレクションで有名で、特に中國陶磁器では各年代の逸品を所有している。(編集YH)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年4月9日
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