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IMF報(bào)告書 元相場(chǎng)は「今や過(guò)小評(píng)価ではない」

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2015年08月17日16:07

中國(guó)が株式市場(chǎng)の変動(dòng)や人民元相場(chǎng)の改革など一連の経済環(huán)境の変化を経験している今、國(guó)際通貨基金(IMF)は15日、中國(guó)に対する今年4つ目の年度審査報(bào)告書を発表した。それによると、IMFは中國(guó)経済を多方面にわたって高く評(píng)価し、人民元相場(chǎng)の水準(zhǔn)について約10年ぶりに「今や過(guò)小評(píng)価ではない」との評(píng)価を下した。「北京商報(bào)」が伝えた。

この約10年ぶりの評(píng)価だけではない。IMFは報(bào)告書の中で、中國(guó)が為替レート問(wèn)題で投資家により大きな発言権を與えたことを評(píng)価した。今月11日、中國(guó)は人民元レートを1.9%引き下げ、世界の金融市場(chǎng)に大きな反響をもたらした。単日の下げ幅としては過(guò)去10年間で最大だ。

同報(bào)告書によると、経済成長(zhǎng)と企業(yè)の利益の伸びがいずれも鈍化したが、中國(guó)株式市場(chǎng)は過(guò)去1年間に2倍以上値上がりした。新たな投資家の參入、保証金貸出の激増、レバレッジの継続的な拡大、証券會(huì)社間の相互連攜の拡大なども、金融の安定に潛在的なリスクをもたらした。経済成長(zhǎng)に対して株式市場(chǎng)が構(gòu)成するリスクが増大しているが、相対的にみてまだ小さいという。

IMFは中國(guó)経済の見(jiàn)通しに相対的に楽観的な見(jiàn)方を示す。中國(guó)経済のペースダウンは深い熟慮に基づいた計(jì)畫の一部であり、その目的は輸出と投資への過(guò)度の依存から中國(guó)を脫卻させ、消費(fèi)支出を土臺(tái)とした成長(zhǎng)モデルへよりゆっくりと、より安定的に転換させることにある。IMFの予測(cè)によると、中國(guó)の投資増加率は2014年の7.6%から今年は5.8%に鈍化し、消費(fèi)支出増加率は14年の6.9%から今年は7.1%に上昇するという。

中國(guó)人民銀行(中央銀行)通貨政策委員會(huì)の委員を務(wù)める経済學(xué)者の樊綱氏は、「過(guò)去の中國(guó)経済の成長(zhǎng)率は10%以上と高かったが、実際にはこの2けたの経済成長(zhǎng)は過(guò)熱狀態(tài)であり、ここから多くの問(wèn)題ももたらされる?,F(xiàn)在の過(guò)剰な生産能力などの問(wèn)題はいずれも過(guò)去10年間の2回にわたる過(guò)熱ぶりの結(jié)果だ。そこで現(xiàn)在のやや低めで潛在的な経済成長(zhǎng)率により近い成長(zhǎng)率の水準(zhǔn)は、より持続可能なものだといえる」と話す。

IMFは同報(bào)告書の中で、15年の中國(guó)の國(guó)內(nèi)総生産(GDP)増加率を6.8%、16年を6.3%と予想し、これまでの予測(cè)の水準(zhǔn)を維持した。またGDPが6.5~7%の水準(zhǔn)を維持することは適切な成長(zhǎng)の範(fàn)囲にあるものとの見(jiàn)方を示した。(編集KS)

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年8月17日

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