中國社會科學(xué)院(社會科學(xué)アカデミー)世界経済?政治研究所がこのほど北京で発表した「2016年世界経済情勢分析?予測」によると、2016年のグローバル経済の成長は楽観できるものではなく、グローバル経済成長率は約3.0%と予想されるという?!附U済日報」が伝えた。
15年にグローバル経済の成長ペースは鈍化しており、ここから世界の復(fù)興の道のりが険しく厳しいものだったことがうかがえる。コモディティの価格は低下を続け、世界の物価水準の伸びも低下し、一部のエコノミーはデフレ圧力に直面した。全體的な雇用狀況は改善したものの、エコノミー間で開きがある。國際貿(mào)易はマイナス成長で、國際直接投資は回復(fù)し、國境を越えた合併買収(M&A)が盛んに行われ、地域間協(xié)力が進展した。金融市場の変動は激しく、関連性が明らかだった。世界の債務(wù)水準が歴史的な高水準となり、その持続不可能性がリスクをレベルアップさせた。
16年を展望すると、一連の不確定要因とトレンド要因との影響により、グローバル経済の運営には次の4つの流れが出現(xiàn)するとみられる。
(1)債務(wù)の蓄積が加速して、成長や金融の安定に対する脅威となる。一連のエコノミーは現(xiàn)在、低金利、低成長、高負債という「有害な組み合わせ」が絶えず積み上がる狀況にある。こうした狀況が金融の拡大が実體経済に與える促進効果を損なうだけでなく、金融システム全體の安定にとっても脅威になるとみられ、債務(wù)のさらなる積み増しを防ぐことが焦眉の急だ。
(2)競爭的な為替相場政策が隠れたリスクになる。主要先進エコノミーと新興エコノミーがともに潛在的成長率の低下と総需要の不足が同時に存在する狀況に直面する。輸出と総需要を促進するため、通貨切り下げがますます重要な選択ツールになるとみられる。一國の競爭的な通貨切り下げが隣國のことを顧みない自分勝手な通貨競爭を引き起こす可能性があり、ひいてはグローバル外國為替市場の動揺や金融システム全體の動揺を引き起こす可能性がある。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257、080-5077-8156 北京 (010) 6536-3680