具體的にみると、労働力の規(guī)模が大きく、コストが安いというのが、かつてのメードインチャイナのもつ優(yōu)位性だった。中國は01年に高齢社會に突入。労働力の供給不足が人件費の上昇をもたらした?,F(xiàn)在、中國製造業(yè)の賃金は3千元(1元は約15.4円)から4千元が一般的で、東南アジア諸國よりはるかに高い。また資金調達、水道?電気、用地、物流などのコストも上昇して、企業(yè)の負擔を増やし、製造業(yè)の利益を奪い取っている。
中國が「世界の工場」になった今、製造業(yè)の労働生産性の上昇率が目立って低下していることに警戒が必要だ。試算によると、04年以前には中國製造業(yè)の労働生産性の平均上昇率は15%だったが、05年以降は基本的に5~10%の間にとどまっている。
また中國製造業(yè)の供給チェーンの効率も改善が望まれる。データをみると、中國では物流コストが國內総生産(GDP)に占める割合は20%に迫り、米國では9%だ。このようなわけで中國のGDPのうち22%は在庫で構成されており、米國の10%の2倍以上になる。
▽メードインチャイナのブレークスルーはどこか?
専門家はこうした問題について、「企業(yè)にとってみれば、まず上に向いたモデル転換?バージョンアップの道を歩むには、製品の付加価値を高めることが必要だ。価格戦爭をしてはならない。次に海外に進出し、海外市場向けの事業(yè)を開拓することだ。政府からみれば、よい環(huán)境作りが中心になる」と話す。
辜院長は、「中國のいくつかの都市は數(shù)千萬元かけてもう1つのアップル社を作ろうとしている。こうした動きの中で、スティーブ?ジョブズのすごいところは資金をもっていたことだと人々は理解するようになった。だがジョブズが中國にいれば不動産に投資した可能性がある。不動産はもうけを生み出すからだ。獨占によって利益を得られるなら、誰が革新を目指すだろうか。メードインチャイナが強くなるには、公平な環(huán)境が非常に重要だ。政府は製造業(yè)の成長にプラスとなる緩やかな環(huán)境作りを行うべきであり、そのための非常に重要なルートが減稅だ。科學的な減稅を行い、製造業(yè)と不動産業(yè)の間の公平な競爭環(huán)境を創(chuàng)出してこそ、資本が製造業(yè)に回帰し、実體経済を真の意味で強く大きくすることができる」と強調する。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年7月13日
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