世界初の量子機密通信幹線「京滬幹線」が先ほど正式に開通した。中國科學院の白春禮院長と山東省済南市の王忠林市長が、初めてこの回線を利用し通話した。白院長はその後、合肥市、上海市、新疆南山天文臺などと通話した。光明日報が伝えた。
中國は京滬幹線と量子科學実験衛(wèi)星「墨子號」の宇宙?地上リンクにより、大陸間量子機密通信に成功している。このハッキングできない機密線により、白院長はオーストリア科學アカデミーのアントン?ザイリンガー院長に、世界初となる大陸間量子機密通信テレビ電話をかけた。
白院長は「これは中國が宇宙?地上一體型の広域量子通信ネットワークの雛形を構築したことを意味し、未來の世界を網(wǎng)羅する量子機密通信ネットワークの実現(xiàn)に向け確かな一歩を踏み出した。中國の量子通信は現(xiàn)在、世界トップレベルに達しており、今後もトップの地位を維持する」と話した。
京滬幹線プロジェクトは2013年7月に國家発展改革委員會から批準された。中國科學院の統(tǒng)一的指導により、2017年8月末に合肥市で全ネットワークの技術検収に合格した。建設後の京滬幹線は、北京と上海を結び、済南と合肥を貫く全長2000キロ以上の量子通信幹線ネットワークを構築し、かつ墨子號とリンクした。宇宙?地球一體型の広域量子通信のリンクを作り、オーストリアとの大陸間量子通信を?qū)g現(xiàn)した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年10月9日
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