「Faster release(早く更新して)!」、「Story was awesome. Please don't stop translating this story(ストーリーがとてもおもしろい。更新を絶対にやめないで)!」。中國のネット小説サイト「起點中文網(wǎng)」の國際版サイトに寄せられている、海外ネットユーザーの中國のネット小説に対するコメントだ。近年、中國のネット小説を読む海外ネットユーザーが増加している。中國新聞網(wǎng)が報じた。
更新されて約1ヶ月になる、ネット小説作家?忘語の最新作「凡人修仙之仙界篇」は、11月29日午後5時の時點で、「起點中文網(wǎng)」での閲覧回數(shù)が190萬回に達した。もちろん、前作の「凡人修仙伝」と比べると、この數(shù)字はまだまだ上がる余地がある。なぜなら、2008年から13年まで連載された「凡人修仙伝」の閲覧回數(shù)は現(xiàn)時點で1億回を超えているからだ。
貓片公司で執(zhí)行役員を務める、百度の元副総裁?李明遠氏は、「こんなにたくさんの人が同じネット小説を見るというのは、十數(shù)年前なら想像もできなかったこと。このような數(shù)字は以前なら天文學的數(shù)字だった」とした。
データは、中國のネット文學が近年、急速に発展していることを示している。調(diào)査會社?艾瑞諮詢(iResearch)の「2016年中國ネット文學著作権保護白書」は、16年、中國のネット文學業(yè)界における「PCでネット文學を読むユーザー」の數(shù)は約2億1700萬人で、モバイルアプリのユーザーの數(shù)は約2億6500萬人に達したと試算している。第39回「中國インターネット発展狀況統(tǒng)計報告」も、16年、中國のネット文學ユーザーの數(shù)は3億3300萬人に達したとしている。
北京大學の邵燕君?準教授は、「ネット小説の特徴により、人々は読みたいと思うようになっている。ネット文學は私たちの現(xiàn)実の生活を最もよく反映している。それは、直接的な反映ではなく、屈折的反映。ある意味、現(xiàn)実の生活の中でのイライラや欲望が小説の中で反映されていると、ネット文學において、そのイライラが最も『快感』を感じるポイントとなっているのかもしれない」と分析する。
中國のネット文學がなぜ海外の読者の間でも人気になっているのだろう?海外の読者が「起點中文網(wǎng)」の國際版サイトに寄せているコメントからその答えを見つけることができるかもしれない。ネットユーザーのaswalzは、小説「重生後穿越到■一個世界(■は口の下に力)」を読んだ後、「これを読んでいると、キャラクターに扮してゲームをしているような気分になる」としている。この作品のファンであるネットユーザーのAlbert23も、「作者のキャラクターや作品の世界背景の設定は素晴らしい」とし、ネットユーザーのModsanも、「このような小説は、私がちょうど必要としていたもの」とコメントを寄せている。
邵氏は以前取材に対して、「海外ネットユーザーが中國のネット小説を好む原因は、中國國內(nèi)のネットユーザーと同じで、『快感』を感じることができるから。『草の根の逆襲』というテーマは誰もが好きで、いろんな人の共通の欲望を満たすことができる」と分析した。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年12月1日
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