『HE GIRL AND THE PICTURE』のロケ現(xiàn)場のヴァネッサ?ロス監(jiān)督と南京大虐殺の生存者?夏淑琴さん(畫像は米國南カリフォルニア大學(xué)ホロコースト基金會提供)。
80年前に起きた南京大虐殺の証人たちが次々にこの世を去っていく中、その血と涙が混じる殘忍な歴史を世界と後世に伝えるドキュメンタリー映畫が米國で製作された。新華網(wǎng)が報じた。
「HE GIRL AND THE PICTURE」を製作したのは米國南カリフォルニア大學(xué)ホロコースト基金會で、アカデミー賞受賞者の米ヴァネッサ?ロス監(jiān)督がメガホンを取った。米ニューポートビーチ映畫祭で上映された際、會場は拍手喝采の嵐となった。
同作品では、南京大虐殺の生存者?夏淑琴さん(88)が経験したことが描寫されている。中國を侵略した舊日本軍が、世界を震撼させた南京大虐殺を起こした1937年12月、當(dāng)時8歳だった夏さんは4歳の妹と、家族が舊日本軍に虐殺される慘狀を目撃した。夏さん自身も刃物で3度刺されたものの、何とか一命をとりとめた。
ロス監(jiān)督は同基金會の公式サイトに、「當(dāng)作品は歴史の目撃者をめぐるドキュメンタリーで、永遠(yuǎn)に銘記すべき過去が記録されている。南京大虐殺の生存者は現(xiàn)在、おそらく100人もいないだろう。しかし、數(shù)世代にわたって世界ではこの大虐殺のことがほとんど知られてこなかった。當(dāng)作品は一人の生存者にスポットを當(dāng)て、彼女が実際に経験したことを記録している。これは私たち自身へのプレゼントでもあり、人類の過去と自分についてよく理解する助けになる」と綴っている。
ロス監(jiān)督によると、夏さん関連のインタビューや動畫作品はこれまでにもたくさんあった。しかし、今回は全く新しい角度から、夏さんの孫が自身の息子に書いた手紙を通して、夏さんが當(dāng)時経験した事を人間味のある観點(diǎn)で後世に伝える。ロス監(jiān)督と製作グループは南カリフォルニア大學(xué)ホロコースト基金會のサポートを得て、昨年8月に中國を約3週間訪問し、撮影に臨んだ。
基金會のMia Haysさんは取材に対して、「當(dāng)基金會は、世界各地で起きた大虐殺の歴史研究、資料の保存に力を入れている。12年から、中國侵略日本軍南京大虐殺遭難同胞紀(jì)念館と協(xié)力を展開しており、光栄にも夏さんの証言を撮影することができた。これらを後世に殘し、教訓(xùn)にしてもらいたい」と説明した。
同作品は、他のドキュメンタリーのように映畫館で大規(guī)模に上映されることはないものの、オンラインテレビやストリーミングメディアなどを通して、米國で配信され、中國の人々が見てくれることも期待されている。
米國のある映畫評論家は同作品について、「米國には、歐州で起きた大虐殺について伝える作品はたくさんある。高校生は、一學(xué)期を使ってナチス政権がユダヤ人600萬人を虐殺した歴史を?qū)Wぶこともある。しかし、日本が起こした大虐殺は、歴史の授業(yè)で約20分ほど勉強(qiáng)するだけだ?!篐E GIRL AND THE PICTURE』は、ファシスト主義の危険性について再度教えてくれている」と評価している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年5月4日
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