阿里巴巴集団（アリババ）の馬雲(yún)（ジャック?マー）會長は9月10日に手紙を公表し、1年後のアリババ20周年にあたる2019年9月10日、馬氏がグループ會長を辭任し、張勇（ダニエル?チャン）最高経営責(zé)任者（CEO）が後を引き続くことを明らかにした。

馬氏は1年後に會長職に就くことになった張氏について、「パートナー制度の下での人材ピラミッドにおける『傑出したビジネスリーダー』」と評した。

張氏がアリババに入社して11年が経ち、2011年には淘寶商城から天貓（Tmall）が獨(dú)立して業(yè)務(wù)を行うようになり、張氏が社長になった。張氏が中心になって立ち上げたダブル11（11月11日のネット通販イベント）は、今や世界最大のネットショッピングイベントに成長した。

張氏がCEOに就任してからの3年あまり、アリババは13四半期連続で健全な高度成長を達(dá)成し、馬氏から「未來に立ち、新たなビジネスモデルと業(yè)態(tài)のイノベーションデザインを行う勇気がある」と評された。また馬氏は、「アリババのたいまつリレーは彼（張氏）と彼の率いるチームに託される。私はこれが現(xiàn)在最もやるべき、最も正しい決斷だと考えている」と述べた。

馬氏は後継者の計(jì)畫について、「熟考と熟慮を重ね、10年にわたり真剣に準(zhǔn)備をしてきた計(jì)畫」であると述べた。また會長職を退くことについて、「アリババが個人の資質(zhì)に頼った企業(yè)から、組織メカニズムに基づく企業(yè)、人材や企業(yè)文化を軸とした企業(yè)へのバージョンアップを果たしたことを意味する」と述べた。

馬氏はアリババ創(chuàng)業(yè)當(dāng)時、102年間成長し続ける會社という構(gòu)想を打ち出した。手紙には、「102年間も會社に併走することは誰にもできない。會社の持続的発展のよりどころとなるのはコーポーレート?ガバナンス、企業(yè)文化のシステム、切れ目のない人材ピラミッドであり、數(shù)人の創(chuàng)業(yè)者にばかり依存するわけにはいかない。まして私は自分の能力、精力、體力というものの限界をよく知っている。誰しも企業(yè)のCEOや會長の職を永遠(yuǎn)に擔(dān)い続けることはできない」とある。

馬氏は、「しっかりした制度を構(gòu)築し、しっかりした獨(dú)自の企業(yè)文化を形成し、一連の人材による後継者システムを育成し鍛え上げなければ、企業(yè)の継承発展という難題を解決することはできないと確信する。実際、2013年にCEOのバトンを渡した後も、私たちはこのような制度に基づき5年にわたり順調(diào)な運(yùn)営を行ってきた」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年9月11日