中國において個(gè)人消費(fèi)の主力軍として最近ますます存在感を示しているのが、20~30歳の若い女性たち。この世代の中國人女性たちの學(xué)歴は比較的高く、その収入も増加の一途を辿っている。參考消息網(wǎng)が伝えた。
中國婦女雑誌社が6月に発表した2018年「女性生活青書」の調(diào)査結(jié)果から、都市部では、女性はすでに世帯収入の大黒柱となっている狀況が明らかになった。青書で調(diào)査対象となったのは、臺(tái)灣地區(qū)と香港地區(qū)を含む全國の成人女性(平均年齢36歳)約4300人。回答者の世帯年収は平均17萬6千元(1元は約16.2円)、個(gè)人収入は平均9萬2千元だった。これらの數(shù)値をみても、女性の収入はすでに世帯収入全體の過半數(shù)を占めていることがわかる。
青書によると、中國女性の消費(fèi)の特徴として、「旅行など非物質(zhì)消費(fèi)が増加している」、「スマートフォンによる消費(fèi)(モバイル端末利用によるサービス?商品の消費(fèi))が増加している」といった傾向がうかがわれる。スマートフォンによる消費(fèi)では、「SNS上で商品の寫真と使用體験について理解した後に実際に商品を購入する」といった狀況が際立っていた。
消費(fèi)の際に意識(shí)していることについて、回答した女性の46%は、「環(huán)境に優(yōu)しいグリーン商品を選ぶ」と答え、「量より質(zhì)を重んじる」は42.7%と、彼女らの消費(fèi)観がさらに成熟に向かっている狀況がありありとうかがえる?;卮鹫撙韦Δ?、高卒以上の學(xué)歴を持つ人は全體の8割を上回った。
女性は、アパレル?化粧品など伝統(tǒng)的市場で優(yōu)位性を保っているほか、數(shù)年前から急成長を続けている新たな消費(fèi)分野においても、女性の存在感は高まる一方で、そのうちのひとつにコーヒー市場がある。
収入の増加とライフスタイルの変化の影響で、中國におけるコーヒーの需要は數(shù)年前から激増している。全國のカフェの數(shù)量は、2016年の8萬6千店から、2018年には14萬店に増えた。國內(nèi)シンクタンクの調(diào)査によると、カフェを普段利用する35歳以下の消費(fèi)者は、利用者全體の7割以上を占め、その7割は女性という。
また、実店舗とテイクアウト業(yè)務(wù)を経営する新興コーヒ―ブランドのluckin coffee(瑞幸咖啡)」が急成長を遂げた背景には、女性客から高い人気を得たという狀況がある。同店の商品は、専用アプリでしか買えず、ユーザーの92.2%は20歳から30歳の若年層で、女性の割合は54%に上る。この年代の女性は、コーヒーのほか、ヘルスケア市場やペット市場の消費(fèi)の主力軍ともなっている。
中國消費(fèi)市場の攻略法はひとつとは限らないが、「スマートフォン+新興消費(fèi)市場」において、これらの若年女性のニーズを優(yōu)先的に考えることは、今では極めて重要なポイントとなっている。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年9月10日
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