25年ぶりとなる強い勢力をもつ臺風(fēng)21號が今月4日、西日本に上陸し、負傷者100人を始め、100萬世帯が停電し、屋根がめくれるなどの被害が生じ、臺風(fēng)による強風(fēng)と豪雨が大きな爪跡を殘した。日本で2番目の規(guī)模を誇る國際空港である関西空港が5日閉鎖され、現(xiàn)在のところ再開の目途は立っていない。臺風(fēng)は現(xiàn)地の人々の人命と財産に損失をもたらし、地下鉄や鉄道、航空などの公共交通機関は大規(guī)模な運休を余儀なくされた。また、観光名所にも大きな打撃を與えている。北京商報が伝えた。

関西空港は日本の「命脈」と言ってもよい。NHKの報道によると、関西空港が長期的に閉鎖された場合、航空業(yè)と観光業(yè)ばかりか、日本経済にも一定の影響が及ぶとしている。國土交通省の2017年のデータによると、関西國際空港の通年の旅客數(shù)は過去最多の延べ2880萬人に達し、85萬2000トンの貨物を輸送している。中國、韓國、東南アジアを中心とする訪日客を集客する役割を果たし、今年度は初の3000萬人突破が期待されていた。また外國人客及び國際便の就航數(shù)によるランキングでは、日本で成田空港に次ぐ2位につけている。

臺風(fēng)の観光業(yè)への影響はすでに顕在化し始めている。読売新聞の報道によると、大阪市のテーマパークであるユニバーサル?スタジオ?ジャパン（USJ）は、4日の営業(yè)停止に続き5日も営業(yè)停止を発表。2日連続の営業(yè)停止は2001年の開園後で初となる。関係者によると、これは園內(nèi)の植物やベンチなどが破損し、修繕に日數(shù)を要するためだと説明している。またUSJ以外でも、大阪ミナミの道頓堀でも臺風(fēng)の影響により、多くの店が5日午前より営業(yè)停止している。

多くの中國人客の目的地となっているため、臺風(fēng)21號は中國のツアー客にも影響を及ぼしている。情報によると、香港地區(qū)だけでも4日、11組の団體客約250人が大阪に滯在しており、うち3組約65人が4日に帰國する予定だったが、立ち往生を余儀なくされた。また多くの國內(nèi)大手旅行會社も緊急対策を開始した。旅行プラットフォーム「攜程旅行網(wǎng)」は自社を通じ大阪のホテルを予約した人、もしくはすでに宿泊している人向けに最大限のサポートを約束。欠航によるキャンセルは100％の返金に応じ、最終的な損失を肩代わりする。日本の観光庁が発表した統(tǒng)計データによると、2017年に大阪府を訪れた外國人客は初めて1000萬人を突破した。臺風(fēng)は現(xiàn)在も中國の訪日旅行に影響を及ぼしており、訪日のキャンセル數(shù)についても統(tǒng)計が取られている最中だ。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年9月7日