遼寧省瀋陽(yáng)市の「九一八」歴史博物館では「九一八」事変（満州事変）から87年目を迎えた18日、式典が開かれ、鐘打式が行われた。中國(guó)新聞社が伝えた。

「九一八」歴史博物館を見學(xué)に訪れた多數(shù)の瀋陽(yáng)市民。

「九一八」歴史博物館の東壁近くは當(dāng)時(shí)「北大営」が置かれていた場(chǎng)所で、日本の侵略者が爆破した南満州鉄道の柳條湖區(qū)間から800メートルしか離れていない。歴史博物館の數(shù)多くの所蔵品や寫真は、中國(guó)軍民が血と泥にまみれ奮戦し、最終的に抗日戦爭(zhēng)の偉大な勝利を手にした歴史を再現(xiàn)している。

當(dāng)日午前8時(shí)には小中高校の教員と児童?生徒、元戦士、軍人など各界の代表1000人余りが「九一八」歴史博物館の「殘歴碑」前に集合した。「殘歴碑」には1931年9月18日という日付が刻まれている。続いて広場(chǎng)西側(cè)の「警世の鍾」を14人が撞いた。大空に鳴り響く14回の鐘の音は、14年間に及ぶ中華民族抗日戦爭(zhēng)の苦難の歩みを意味し、東北部陥落後14年間に及ぶ中華民族の血みどろの抗日戦爭(zhēng)を意味している。

9時(shí)18分、遼寧省の14都市の上空に防空警報(bào)が同時(shí)に鳴り響いた。主要道路上の自動(dòng)車は停車して3分間にわたりクラクションを鳴らした。人々はこのように各々のスタイルで記念行事に參加した。鐘とサイレンが鳴り終わると、會(huì)場(chǎng)に集まっていた人々は次々に館內(nèi)を見學(xué)し、忘れがたい悲壯な歴史を振り返り、感じ取った。

「九一八」歴史博物館特別ポストカード。

続いて、「九一八」事変を題材とする「『九一八』歴史博物館」定形外ポストカードと「瀋陽(yáng)第2次大戦連合軍捕虜収容所」特別ポストカードの初公開と一般向け販売を記念するセレモニーが開かれた。この2種類のポストカードはいずれも魯迅美術(shù)學(xué)院の李晨教授がデザインした。

李氏は、「87年前の今日、日本は橫暴にも『九一八』事変を発動(dòng)した。わずか4ヶ月余りで128萬(wàn)平方キロメートル、日本の國(guó)土の3.5倍に相當(dāng)する中國(guó)東北部が全て陥落し、3000萬(wàn)人余りの人々が慘くも奴隷的に酷使された。このポストカードの発行は歴史を銘記し、國(guó)恥を忘れず、平和を大切にし、中華の夢(mèng)をかなえることが主たる目的だ」と述べた。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年9月20日