ある報(bào)告によると、國慶節(jié)(建國記念日、10月1日)にともなう7連休期間中、中國人観光客の海外旅行先の人気ナンバーワンは日本だった。近年、日本を旅行する中國人観光客の數(shù)が増加傾向にあり、その旅行スタイルにも徐々に変化が生じている。中國新聞社が報(bào)じた。
日本では數(shù)年前、大量に商品を購入する中國人観光客の行為を指す「爆買い」という言葉が登場した。そして、東京?銀座などの繁華街を大きなスーツケースを引きながら歩いたり、溫水洗浄便座を抱えもつ中國人観光客の様子を報(bào)道するメディアも多かった。しかし、近年はこうした報(bào)道はますます減り、「爆買い」はすでにクールダウンしていることがわかる。
昨年の國慶節(jié)連休期間中、日本のフリージャーナリスト?中島恵さんは、東京に來る中國人観光客は少なくなったという感覚を受けたが、そのような時(shí)に出會(huì)ったある店の中國人の女性店主に、「そういうわけではない。最近、見た目だけでは、中國人か日本人か區(qū)別がつかなくなってきており、中國人も教養(yǎng)があり、落ち著きができて、東京の街並み溶け込み始めている」と言われたと紹介している。
今年の國慶節(jié)連休期間中、東京の銀座や秋葉原といった中國人観光客に人気のショッピングスポットを取材すると、大小のバッグを抱えて「爆買い」する中國人観光客の姿は確かにかなり減っていた。
北京から遊びに來ていた崔楠さんは今回、「文化體験」をメインにして、東京國立博物館や東京都寫真美術(shù)館、蔦屋書店などの文化施設(shè)の見學(xué)をスケジュールに入れたという。さらに、カメラ好きの崔さんは80年以上の歴史を誇る東京の築地魚市場にも足を運(yùn)び、寫真をたくさん撮影したという。崔さんは、「今回の日本旅行の最大の収穫は、文化の違いを肌で感じることができたこと。次は京都や大阪など日本の伝統(tǒng)文化が今もたくさん殘っている場所に行きたい」と話す。
北海道に住む王さんは、日本にすでに10年暮らしている。長年、中國と日本の貿(mào)易業(yè)務(wù)に攜わっている王さんは、「『狙った戀の落とし方(原題:非誠勿擾)』などの人気映畫のロケ地となったことなどで、ますます多くの中國人が北海道には手つかずの自然が殘っていることを知るようになった。東京や大阪などのにぎやかな大都市と比べると、人口が少なく、風(fēng)景が美しい北海道のほうが、中國人に人気となっている。北海道に來るリピーターは特に多く、多くの人がフリープランでやって來て、いろんな場所に行って比較的長い期間滯在し、十分に堪能してからまた別の場所に移動(dòng)するといったような、じっくり體験型の中國人観光客がますます増えている」としている。
三重県観光局海外誘客課の松本將課長は取材に対して、「近年、當(dāng)県に來る外國人観光客のうち、最も多いのが中國人観光客で、昨年は約40%近くを占めた」としている。
東京や大阪などの日本の人気観光地と比べると、三重県は中國人にはあまり知られていない場所だ。その點(diǎn)について、松本課長は、「各地にはそれぞれの特色がある。また、日本は交通機(jī)関も発達(dá)しているため、人気観光地と周辺地區(qū)をセットにした旅行が近年少しずつ流行し始めている。當(dāng)県は、大阪や京都、名古屋に近く、松阪牛や伊勢海老などのグルメのほか、非常に體験する価値のある伊賀忍者や伊勢神宮といった文化コンテンツもある。それらが中國人観光客の間で広く知られるようになれば、當(dāng)県ももっと人気になるだろう」と説明している。
インターネットテレビ?日本龍之昇中文臺(tái)の祺祺さんは日頃から、中日文化交流活動(dòng)にしばしば參加しており、「日本には、中國古代の文化や技術(shù)がそのまま伝えられて現(xiàn)在に至っている場所もあり、多くの面で中國が參考にする価値がある。近年、文化體験をするためにやって來る観光客も増え、高學(xué)歴、または中日文化に精通している人をガイドに雇い、観光と同時(shí)に、自分の知識(shí)を増やそうとする中國人観光客も多い」と説明する。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年10月9日
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