中國シルクロード博物館、鄭州市文物考古研究院は3日、仰韶時代シルクロード発見記者會見を共同開催した。黃河流域の鄭州市ケイ陽に位置する仰韶文化遺跡で見つかった絹織物が研究により、中國で現(xiàn)在まで見つかっているうち最古の絹織物であることが分かったという。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

記者會見で明らかになったところによると、中國シルクロード博物館の科學研究チームは「ELISA」の検査?測定技術により、ケイ陽汪溝遺跡の4つの翁棺から絹織物の殘存物を発見した。これは1980年代にケイ陽青臺遺跡で見つかった物と同類?同時代の絹織物だ。

科學研究チームは2017年と19年にELISAなどの技術を使用し、ケイ陽汪溝遺跡の甕棺內(nèi)から抽出した炭化織物の繊維の材質(zhì)と組織構造の鑑定を行った。炭化の痕跡と隙間、殘留繊維の電子顕微鏡による観察により、裂き織り繊維が見つかった。紡ぎ糸が細く、「四経絞羅」織物の炭化後の痕跡だった。

記者會見に出席した中國シルクロード博物館の趙豊館長は「検査?測定結果により、これらの裂き織り繊維が絹織物の殘存物であることが確認された。これは1980年代に青臺遺跡で見つかった物と同類の絹織物であり、中國で現(xiàn)在まで見つかっているうち最古の絹織物だ」と述べた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年12月4日