少し前に上海で開催された第2回中國(guó)國(guó)際輸入博覧會(huì)では、政府認(rèn)定の老舗企業(yè)「狗不理」のブースが世界各地からの來場(chǎng)者に取り囲まれた。スタッフの説明を聞いていると、人々が試している展示品は看板商品の包子(肉まん)ではなく、化粧品のフェイスマスクだった。人民日?qǐng)?bào)海外版が伝えた。
最近、老舗企業(yè)の多くが「特徴ある1種類の商品で勝負(fù)する」商品構(gòu)造に別れを告げ、革新的な商品と営業(yè)販売モデルを模索し、老舗の看板を利用しながら新しい商品を打ち出し、新たな活力をみなぎらせている。一部の老舗は「クロスオーバー」までやってのけ、最近の人気ブランドに少しも引けを取らず、中國(guó)人の慣れ親しんだ「いつもの味」が、今や「中國(guó)ブーム」をけん引する色鮮やかな旗印となっている。
光明乳業(yè)が衣料品を売り、靴の內(nèi)聯(lián)昇がポップアップストア
今年上半期には「英雄」ブランドの萬年筆がカクテルの鋭澳(RIO)とコラボして、業(yè)界の枠を超えた新製品「RIO×英雄インク色コラボカクテル」を売り出し、瞬く間に「ネット人気商品」になった。
蟲よけの六神花露水の風(fēng)味のカクテル、ミルクキャンディ大白ウサギの香りのリップクリーム、冷酸霊の火鍋味歯磨き粉、高級(jí)白酒?瀘州老窖の香りの香水、風(fēng)邪薬?999感冒霊のズボン下インナー……
こうした老舗が打ち出すクロスオーバーの新商品が注目を集めており、ミックスマッチが放つ「火花」は、人々の想像をに超えている。
老舗の「変化トレンド」の背後には、イノベーション(革新)への追求がある。
たとえば老舗の光明乳業(yè)は、1911年に業(yè)務(wù)をスタートした100年の歴史をもつ老舗で、ここ2年ほどは「ネットの人気者」になろうと熱心に動(dòng)いている。
まずオフライン生鮮スーパー?盒馬鮮生と提攜してとろける卵黃八寶飯とチーズ肉そぼろおにぎりを売り出し、今年も「モムチロフツ?!攻芝楗螗嗓违瑭`グルトアイスを打ち出した。
これと同時(shí)に、アパレル製品の取り扱いも始めた。トレンドのブランドと提攜してコラボ衣料品シリーズを打ち出し、大きなロゴをあしらったデザインと光明乳業(yè)の商標(biāo)ロゴが一體化した商品が登場(chǎng)した。衣料品に合わせ、みんなが知っている光明紙パック牛乳をモチーフにしたリュックも打ち出し、シリーズ全體が若い消費(fèi)者から高い評(píng)価を受けた。光明乳業(yè)の職員によると、「このシリーズの衣料品は発売當(dāng)日に完売した」という。
商品のトレンドだけでなく、老舗の営業(yè)販売方法も時(shí)流に乗ったものとなっている。