「一人前」と「ミニサイズ」の春到來(lái)?
ある事業(yè)者は、「現(xiàn)在、取り分け制の導(dǎo)入にはネックも存在している。新型コロナウイルス感染拡大により飲食店の売上高は激減しているうえ、各料理を取り分けるには、さらに多くの労働力と物的資源を必要とし、コスト的負(fù)擔(dān)が重いため、事業(yè)者はあまり積極的とは言えない。取り分け制は、伝統(tǒng)的な中國(guó)料理を食べる習(xí)慣とは異なるため、市場(chǎng)の反響や長(zhǎng)期的な発展に関しては予測(cè)が難しい」との見(jiàn)方を示す。
〇一人で火鍋料理楽しむ「一人用鍋」も大人気に
食事の時(shí)間帯になると、蘭州市の火鍋レストランチェーン?呷哺呷哺(國(guó)芳百貨店)では、何人かで一緒に來(lái)た多くの客たちは、「一人用鍋」エリアで食事することをすすんで選択しており、以前人気だった4人で一つの鍋を食べるエリアはすっかり不人気になっていた。ある客は、「『一人用鍋』の方が衛(wèi)生的。それぞれが『一人用鍋』で食べても、會(huì)話するのには何の影響もない」と話した。
姜旭店長(zhǎng)によると、最近、「一人用鍋」エリアを選ぶ客が以前に比べると50%増えたとし、「店にとってはコストがかかるが、例えば、セットに割引きを設(shè)定したり、クーポン券を配布したり、『一人用鍋』エリアを拡張して店內(nèi)で食べる客を増やすなど、他の部分でバランスを取ることができる」とした。
そして「各種飲食業(yè)は現(xiàn)在、全體的に売上高が縮小している。當(dāng)?shù)辘摔趣盲皮稀?人用鍋でも、一人用鍋でも、客が來(lái)てくれるだけで、閑古鳥が鳴いているよりよっぽどいい」と姜店長(zhǎng)。
〇人気上昇中の「ミニサイズ」
蘭州市萬(wàn)輝國(guó)際広場(chǎng)でミニサイズの料理を提供しているあるレストランを取材すると、店主の張慶さんが、デリバリーを十?dāng)?shù)件分準(zhǔn)備していた。張さんによると、同店は昨年オープンしてから1ヶ月までは、鳴かず飛ばずの狀態(tài)で、「『ミニサイズの料理』は安かろう悪かろうというイメージがあり、その場(chǎng)しのぎに一口食べるぐらいで、きちんとした食事として食べに來(lái)る人はあまりいなかった」という。
しかし、最近1ヶ月、予想を上回るほど狀況が好転している。商業(yè)圏全體の客數(shù)は激減しており、その影響を受けて同店の売上も15%減少したものの、そのメニューの栄養(yǎng)バランスが良い點(diǎn)や取り分けられているため衛(wèi)生的で、量もちょうど良い點(diǎn)が気に入った客も多く、デリバリーの注文數(shù)が逆に10%増加し、リピーターも増えているという。
飲食業(yè)界にとって分岐點(diǎn)となるか?
最近、世界中餐業(yè)聯(lián)合會(huì)と中國(guó)國(guó)際貿(mào)易促進(jìn)商業(yè)行業(yè)委員會(huì)は共同で、業(yè)界基準(zhǔn)「中國(guó)料理の取り分け制、取り箸スタイル、箸2セット制(各自が食べる時(shí)に使う箸と取り箸を使うスタイル)のサービス規(guī)範(fàn)」を起草した。
蘭州馬有布餐飲管理有限公司の馬明董事長(zhǎng)は、「取り分け制が再び流行していることで、飲食業(yè)界のサービスマニュアル再作成が促され、この局面を乗り切ることができるかは、企業(yè)が積極的に細(xì)かな點(diǎn)にまで気を配りサービスを向上させるかにかかっている」との見(jiàn)方を示す。
現(xiàn)在、スタッフの研修や新たなポストの設(shè)置、食器の配置、メニューの設(shè)定などの面で調(diào)整やイノベーションを図っているレストランも多い。蘭州市にある弄堂小館(國(guó)芳百貨店)のホール責(zé)任者?劉宏斌さんによると、料理を運(yùn)ぶスタッフを増やし、廚房と協(xié)力して料理を準(zhǔn)備するようにするほか、シフトや店內(nèi)移動(dòng)ルートを調(diào)整するなどして、料理をできるだけ早く提供できる體制を整えている。
蘭州市の敦煌路にある四川料理店は、各貸し切りルームに、取り分けた料理を冷めないように入れておく保溫ボックスを設(shè)置した。また、客が注文した後、スタッフはお手拭きを配り、お茶を注ぐなど、料理が出てくる前のサービスを増やすことで、廚房が料理を取り分けるための時(shí)間を確保している。
甘粛省烹飪協(xié)會(huì)の趙忠祿會(huì)長(zhǎng)は、「取り分け制は飲食消費(fèi)の新たなトレンドで、今後の商機(jī)となるだろう。大衆(zhòng)化飲食企業(yè)において、調(diào)整し対応するのが早い企業(yè)が、その商機(jī)をものにすることになるだろう」との見(jiàn)方を示した。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年4月27日