2019年12月31日に初の年越しライブ番組を配信し、大盛況となった動畫共有サイト?bilibili(ビリビリ)が最近、新型コロナウイルス感染予防に関する科學知識を伝える動畫や刑法専門家?羅翔氏の講座の動畫などを配信し、話題をさらっている。解放日報が報じた。
ビリビリにはいわゆる、「Z世代」(90後[1990年代生まれ]と00後[2000年以降生まれ]の総稱)が好む文化の集積地となっている。若者特有の文化的活力と創(chuàng)造力は、そのサークルの垣根をこえて人気を集めると、多くの人々の関心と注目を集めるようになり、社會からより注目されるようになっている。
「ビリビリで勉強」が合言葉に
3月初めに、ビリビリに立ち上げられた新規(guī)アカウント「羅翔が語る刑法」は、瞬く間に大人気となった。アカウント開設(shè)からわずか3日で、フォロー數(shù)は100萬人を突破し、初めてアップされた動畫の再生回數(shù)は600萬回を超えた。中國政法大學の教授である羅氏がネットで初めに注目を集めたのは、法律試験の補習校がビリビリに羅氏による一連の講座の動畫をアップしたのがきっかけだった。講座の內(nèi)容は非常に分かりやすいだけでなく、「名言」を連発し、「羅氏の講座は漫才を聞いているみたいで、普通の人が聞いても楽しめる」と評価する人もいるほどだ。
知識や科學知識を伝える「うp主」(動畫などのコンテンツをアップロードして公開した人)で人気となっているのは羅氏だけではなく、ビリビリで多くのフォロワーを抱えているそのような「うp主」はたくさんいる。ビリビリのジャンルの中でも、「テクノロジーゾーン」では、動畫の再生回數(shù)が常にランキング上位に入っている、大人気アカウントが続々と誕生している。新型コロナウイルス感染流行期間中、人民日報や光明日報、中國中央テレビ局(CCTV)など、複數(shù)のメディアが転送した動畫「なぜまだ外出は控えるべきかが分かるコンピューターのシミュレーション」もビリビリのテクノロジーゾーンにアップされた動畫だ。製作者は、90後のプログラマー楊濤さんで、趣味は「教師」、副業(yè)でオフラインの教育機関の教師として授業(yè)を受け持った経験もあるが、學生がほとんど集まらなかったため、各授業(yè)の內(nèi)容を約15分の動畫にまとめ、ビリビリにアップしたところ、予想外にも大勢のフォロワーが集まった?!复髮Wで一學期間勉強したけどまったく分からなかった。でも、楊先生の十數(shù)分の動畫を見ただけで、すぐに理解できた」との聲を寄せているフォロワーもいる。
このように現(xiàn)在、「ビリビリで勉強しよう」が流行語となっている。2019年、ビリビリの學習系のうp主の數(shù)は前年比151%増、學習動畫の再生回數(shù)は前年比274%増に達した。この「學習」は、一部のマニュアルに基づくネット授業(yè)とは異なり、天文や地理、法律、政治、生活など、內(nèi)容もバラエティーに富んでいる。動畫は若者の好む作成スタイルとなっており、リズムが速く、ユーモラスで、新鮮味があり、生き生きとしていて、おもしろく、好奇心旺盛な若者にぴったりだ。