金銀潭病院の張定宇院長
◆検體の速やかな検査がカギ
2019年12月27日、武漢同済病院の患者一人が金銀潭病院に転院した。その後、湖北省新華病院にも類似する癥狀の患者7人が転院してきた。彼らは華南海鮮市場を訪れていた。張氏は直ちに患者の肺胞洗浄を決定し、検體を採取し、検査のため東西湖疾病予防管理センターと武漢ウイルス研究所に送った。金銀潭病院は直ちに検體を検査に送り、その後の検査報告の結(jié)論の形成、華南海鮮市場の閉鎖決定に根拠を提供し、さらなる感染者の発生を回避した。
張氏はどのようにして、いち早くこの正確な措置を講じたのだろうか。張氏は「すでにその他の病院からシグナルが出ていたため」と述べた。武漢市中心病院はすでに肺胞洗浄液を2回採取し、第3者検査機関に送っていた。遺伝子配列により、「SARS関連のコロナウイルス」という初期段階の結(jié)論が導き出されたが、これが最初のシグナルだ。新華病院も當時、類似する癥狀の患者7人の咽頭ぬぐい液検査を行ったが、病原體が検出されなかった。張氏はこれが2つ目のシグナルと判斷し、2軒の病院の異なる検査結(jié)果を比較した。院內(nèi)の専門家との分析?判斷により、肺胞洗浄で検體採取を行うことを決定した。
感染流行の初期段階に開かれた動員大會で、張氏は人々の前で涙を流した。張氏は、「當時は重篤患者が急増し、患者の死亡が止まらなかった。醫(yī)療従事者はどうすることもできなかった」と振り返った。
4カ月が過ぎたが、張氏はこのような恐怖は今後しばらく生じないと考えている。「これはその後に講じた策と措置によるものだ。重篤者の治療方法が増え、治療の成功率が上がり、重篤者が減少を続けた。こうした策と措置は個別の治療方法ではなく、トータルなソリューションとなっている。これには都市封鎖、臨時醫(yī)療施設(shè)の設(shè)置、重癥の治療プラン、國の政策レベルの援助が含まれる」。金銀潭病院は今後も患者収容の重責を擔うことになるが、張氏は落ち著き払っている?!缸瞍饩趣い韦胜rでも力と自信があった。これがなければ持ちこたえられなかっただろう。これは國と醫(yī)療従事者への自信であり、感染癥に最終的に勝てると信じている」と張氏。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年4月28日