陝西省西安市にある西安鐘樓は、約70日間の修復(fù)工事が終わり、26日に再び一般開放された。観光に來ていた呉承香さんは、取材に対して、「鐘樓を見學(xué)したが、修復(fù)された後は建物の色が前より美しく鮮やかになっていた」と話した。
西安鐘樓は、城壁內(nèi)を東西南北に走る大通りの交わる場所にあり、中國で現(xiàn)存するもののうち、最大規(guī)模で、最も歴史が長く、最も保存狀態(tài)の良い鐘樓の一つだ。明の洪武17年(1384年)に、現(xiàn)在の広済街の北端に、鼓樓と向かい合う形で建てられた。その後、明の萬歴10年(1582年)に現(xiàn)在の場所に移された。それから約600年を経た今も、荘厳で華やかなムードを醸し出し続けている。西安鐘樓は西安市のランドマークとなっており、その周囲を日々多くの人や車が行き交っている。優(yōu)れた巧みな技術(shù)で建てられた鐘樓が、多くの人に中國古代建築の寶典と稱される「営造法式」の魅力を伝え、西安ならではの記憶として西安の人々の心に刻まれてきた。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年8月28日