23歳の時(shí)、陶さんは自分のアトリエを構(gòu)え、もう20年余りが経った。樺樹皮文化を広めるために、陶さんは長(zhǎng)く、苦労の多い道のりを歩んできた。「樺樹皮文化はポピュラーな文化ではないので、最初に作品を発表した頃は、知らない人も多かった。私が作った箱や筒、工蕓品を見せると、『これは何で作ったの?紙?それとも竹?』と聞いてくる人もいた。そういう人には、この北方少數(shù)民族を起源とする文化を説明した」と言う陶さん。彼女はさらに、「10年前、中國(guó)の文化産業(yè)、特に無形文化遺産への重視度が高まるにつれて、ますます多くの人が樺樹皮文化に觸れるようになっていった」と話す。
樺樹皮で工蕓品を作る陶丹丹さん(撮影?羨江楠)。
學(xué)生に樺樹皮工蕓品の制作について教える陶丹丹さん(撮影?羨江楠)。
現(xiàn)在、陶さんはすでに黒竜江省無形文化遺産伝承プロジェクト樺樹皮制作技術(shù)伝承者となっている。陶さんは學(xué)校や住民コミュニティで無償のクラスを開き、各業(yè)界の人々に樺樹皮文化の歴史や工蕓の基礎(chǔ)知識(shí)を伝えている。また、1人の教師としても、黒河學(xué)院で関連カリキュラムを開設(shè)し、樺樹皮工蕓に関する少數(shù)民族伝統(tǒng)文化を教えている。
様々な樺樹皮工蕓品(撮影?羨江楠)。
樺樹皮工蕓品とその制作工具(撮影?羨江楠)。
陶さんは、「樺樹皮文化は私の人生のすべて。でも、樺樹皮文化の伝承の道はまだ長(zhǎng)く、一人や一世代で成し遂げることはできない。今後はもっと多くの人に樹皮文化を知ってもらい、理解してもらいたい。そして好きになってほしい」と話している。 (編集AK)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年10月14日