1臺の新エネ車がゆっくりバッテリー交換ステーションに入った。そして車が持ち上がり、バッテリーが外され、充電済みのバッテリーが速やかに底部に移動され、交換が完了した。30秒足らずで一気によどみなく行われた。これは筆者が9日、重慶オリンピックスポーツセンターの長安新エネバッテリー交換ステーションで目にした光景だ。
長安新エネバッテリー交換プロジェクトの責(zé)任者は「30秒で急速バッテリー交換を行うのは業(yè)界內(nèi)でもトップレベルだ。ここは主に高頻度?高負(fù)荷のタクシーやオンライン配車を?qū)澫螭趣工?。電気自動車(EV)の充電が遅いという弱點(diǎn)を解消しただけでなく、ガソリンやガスの注入よりもずっと速い」と述べた。
これと同時に、各自動車メーカーがバッテリー資産管理公司を次々と設(shè)立し、車とバッテリーの分離を次第に実現(xiàn)している。筆者の調(diào)査によると、多くの企業(yè)が本格的に取り組んでおり、標(biāo)準(zhǔn)的なパックを作り「バッテリーバンク」に預(yù)けている。バッテリー交換サービス業(yè)者はそこからバッテリーを借り、バッテリー交換サービスに用いる。
新エネバッテリー交換ステーションの競爭は、実際にはもはや従來の自動車メーカーの「獨(dú)り芝居」ではなくなっている。自動車製造の新勢力、バッテリー企業(yè)なども相次いでこの「激戦」に參入している。
力帆汽車は2015年にいち早く初の集中型エネルギーステーション「移峰エネルギーステーション」の使用を正式に開始した?!弗暴`ス別」バッテリー交換技術(shù)を採用し、ロボットの補(bǔ)助を受け新エネ車のバッテリーを3分で交換できるようにした。1日あたり2000臺の新エネ車のバッテリー交換が可能だ。
自動車製造の新勢力のトップ企業(yè)としての蔚來汽車は昨年末、重慶市で同社の國內(nèi)最大のスーパー充電ステーションを設(shè)置してから、このほどバッテリー資産管理公司の設(shè)立を計畫するとともに、車?バッテリー分離バッテリー貸出プラン「BaaS」を打ち出した。同社の創(chuàng)業(yè)者である李斌氏は同プランを、EV普及時代の鍵としてとらえている。
バッテリー交換モデルの推進(jìn)、多方面の協(xié)力が必要
複數(shù)の地域は現(xiàn)在、バッテリー交換ステーションの建設(shè)を支援している。重慶市を例にすると、2020年に中心市街地で原則的に、サービス半徑1キロメートル毎に公共充電?バッテリー交換ステーションを1軒提供し、累計で30軒以上建設(shè)することになっている。その他の各區(qū)?県(自治県)の市街地では少なくとも1軒建設(shè)する。すべての重點(diǎn)観光スポットでは少なくとも1?2軒建設(shè)する。安全條件が備わっているガソリンスタンド、ガス充填ステーション、高速道路サービスエリアなどで充電?バッテリー交換施設(shè)のフルカバーを?qū)g現(xiàn)する。
業(yè)界関係者は一般的に、「充電よりもバッテリー交換モデルの方が將來性が高い。しかし同モデルの推進(jìn)は一社か數(shù)社で実現(xiàn)できるわけではなく、自動車メーカー、動力バッテリーサプライヤー、バッテリー交換ステーションの事業(yè)者など多方面の協(xié)力が必要だ」としている。
中國自動車動力バッテリー産業(yè)革新連盟の王子冬副事務(wù)局長は取材に、「『バッテリーバンク』の商品は流通しなければならない。誰でも使えるものでなければ『バンク』とは言えない。業(yè)界內(nèi)では現(xiàn)在、共有バッテリー交換ステーション関連の基準(zhǔn)と実行可能性プランについて検討中で、3?5種のバッテリーパックを推薦し市場に投入する可能性がある。一定期間の実際の使用により、市場に自由に選択してもらう」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年10月20日