劉暢氏が監(jiān)督を務(wù)め、俳優(yōu)の胡先煦(フー?シェンシュー)、張超(チャン?チャオ)、■富申(ハオ?フーシェン、■は赤へんにおおざと)が主演を務(wù)める少年熱血ドラマ「棋魂」が中國(guó)で大ヒット配信中だ。多くのリメイク版ドラマが「大コケ」する中で、日本の漫畫(huà)雑誌「週刊少年ジャンプ」で連載された人気漫畫(huà)「ヒカルの碁」を原作とした同ドラマが、大ヒットとなっているのはなぜなのだろうか?中國(guó)新聞網(wǎng)が報(bào)じた。
ドラマ「棋魂」のポスター。
ドラマ「棋魂」は、胡先煦演じる「時(shí)光」が偶然古い碁盤を見(jiàn)つけ、その碁盤に1000年以上宿っていた天才棋士の霊に取り憑かれてしまい、その天才棋士の霊の影響少しずつ囲碁に興味を持つようになり、プロの棋士を目指していくというストーリー。
「週刊少年ジャンプ」で1999年から連載された「ヒカルの碁」は、多くの若者の間で人気を博し、小學(xué)館漫畫(huà)賞や手塚治蟲(chóng)文化賞新生賞などを受賞し、日本の囲碁界にも影響を與えてきた。
ドラマ「棋魂」の劇中寫(xiě)真。
「ヒカルの碁」には、日本の社會(huì)の數(shù)十年という長(zhǎng)い期間の変化の過(guò)程が盛り込まれているため、それをうまくローカライズできるのかという點(diǎn)を心配する聲も大きかった。
「棋魂」の時(shí)間軸は2000年前後に設(shè)定された。そして、「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」のヒットがきっかけに子供たちに大人気となったミニ四駆や昔ながらのポップコーン、ドラマ「還珠格格」といった要素が盛り込まれたことで、多くの人が親近感を覚え、さらに、子役たちの見(jiàn)事な演技が、中國(guó)の人々をローカライズされたドラマの世界へと引き込んでいる。
「囲碁」がテーマの「棋魂」では、中國(guó)の學(xué)校や碁會(huì)所のほか、多くの囲碁の専門的知識(shí)も登場(chǎng)する。「棋魂」と中國(guó)の囲碁の発展の関連性を分析するネットユーザーもいる。
また「棋魂」は、原作の物語(yǔ)の中心となる世界観を引き継いでおり、少年の成長(zhǎng)を主軸に、親友やライバルと勵(lì)まし合いながら夢(mèng)を葉えていく。囲碁が中心というよりは、囲碁を通して成長(zhǎng)する青少年の姿を描き出していると言ったほうが正確だろう。
「棋魂」のリメイクについて、劉監(jiān)督は、「簡(jiǎn)単ではなかった。リメイクには非常に時(shí)間がかかり、大きなチャレンジとなった。それでも、製作チームは頑張り通した」と語(yǔ)る。
そして、「初めて『ヒカルの碁』を読んだ時(shí)、他の漫畫(huà)とは違うと感じた?!弘憽护菆?chǎng)するものの、ストーリーの構(gòu)成は現(xiàn)実的で、読む人は親しみを覚える。また、誰(shuí)かと一緒に何かをしたり、そこに込められている熱いストーリーも人を感動(dòng)させる」とし、「囲碁は多くの人の間で人気を集めているような娯楽でもなく、また思春期の若者が主役でありながら、戀愛(ài)を描いていないため、全體的な背景をどのようにローカライズし、中國(guó)の若者の成長(zhǎng)に合わせるかが、ドラマ化のうえで解決すべき問(wèn)題となった」と説明する。
「棋魂」のプロデューサー?朱振華氏は、「漫畫(huà)をドラマ化する時(shí)、原作の世界観を尊重し、視聴者の好みと結(jié)び付けながらリメイクしなければならない。そして、表面的な部分に留まるのではなく、さまざまな角度から原作の中核となっているものを掘り起こさなければならない」との見(jiàn)方を示す。
「棋魂」は、「パーフェクトな作品」とはいかないまでも、多くのネットユーザーの「漫畫(huà)の実寫(xiě)版は『大コケ』ばかり」という偏見(jiàn)を覆しており、心を込めて製作した作品は、必ず多くの人の目に留まるのだということを十分に物語(yǔ)る作品となっている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年11月24日