中國最高人民法院(最高裁判所)は30日、民法の各分野を一つの法典にまとめた「民法典」の婚姻?家庭編の法解釈を発表した。この法解釈によると、継続し日常的に行われるドメスティック?バイオレンス(DV)は、民法典の多くの條款で言うところの「虐待」にあたると解釈している。
最高人民法院の賀小栄副院長は、「家庭は社會の細胞。平和で安定した家庭は、國家の発展、社會の進歩、民族の繁栄のための重要な基礎(chǔ)だ」と説明する。
反DV法は、継続し日常的に行われるDVは「虐待」と明確に定めることで、DVに「斷固反対」する明確な方向性を定めている。新たな法解釈は、婦女や未成年者、高齢者、身體障礙者などの合法的権益保護をより重視したものとなっている。
未成年の子供の親権をめぐるトラブルの規(guī)定について、賀副院長は、「法解釈は、未成年の子供に最も有利な原則を貫いている。これまでの10歳以上という規(guī)定が削除され、今後は8歳以上の子供の本當の願いが尊重されるようになる。本當の願いを表すことのできる子供の年齢が10歳から8歳に引き下げられた」と説明する。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年12月31日