中國科學(xué)院シーサンパンナ熱帯植物園が6日に明らかにしたところによると、同園の研究者は最近、茶の花に含まれる茶ポリフェノールがミツバチの記憶力と嗅覚の敏感性を高めることを発見した。國際的に権威ある學(xué)術(shù)誌「Journal of Insect Physiology」がこのほど、この研究成果を掲載した??萍既請?bào)が伝えた。
同園化學(xué)生態(tài)グループ譚墾研究員チームの研究者である龔志文氏は「動物に花粉を運(yùn)ばせる植物は、いずれも一つの難題に直面している。それは、草食動物に対抗するための二次代謝物が花粉を運(yùn)ぶ動物の行動を変え、花粉を運(yùn)ぶ効率を下げることだ。進(jìn)化の結(jié)果、蜜または花粉の二次代謝物を取り除くというだけでなく、花粉を運(yùn)ぶ者の耐性と解毒能力を高める可能性もある」と説明した。
他にも社會性昆蟲に屬するミツバチには整った警報(bào)システムがあり、危険に遭遇すると仲間や群れに警報(bào)を出す。ミツバチの警報(bào)信號の強(qiáng)度が一定の限界値に達(dá)すると、個(gè)體や群れの防御行動を引き起こす。研究によると、茶の花の蜜には微量のカフェインと茶ポリフェノールが含まれる。茶ポリフェノールの干渉を受けると、ミツバチの警報(bào)フェロモンの成分であるEAGへの反応濃度の限界値が下がる。つまりミツバチの警報(bào)信號に対する感度が上がることになる。
ミツバチが茶の花の蜜を集める間、アリやスズメバチなどの天敵から捕食を受けることは避けられない。蜜を集めることで外界の危険に対する察知能力が上がるということは、ミツバチがより早く警報(bào)信號をキャッチし、防御行動を取れることを意味する。
また、行動実験によると、カフェインはミツバチの學(xué)習(xí)能力を高め、カフェインと茶ポリフェノールはいずれもミツバチの記憶力を高めることができる。茶の花の蜜に防御的物質(zhì)として存在する二次代謝物は、花粉を運(yùn)ぶ者の天敵への防御能力を高める。これは茶の木とミツバチの間にある程度の共進(jìn)化関係があることを意味する。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年1月7日