中國科學(xué)院昆明植物研究所によると、雲(yún)南省騰衝市でこのほど2種のコリバス屬植物、ヒマラヤコリバスとコリバスが初めて見つかった。これには極めて高い科學(xué)研究の価値がある。
雲(yún)南省高黎貢山國家級(jí)自然保護(hù)區(qū)保山管護(hù)局騰衝分局はこのほど、高黎貢山系でコリバス屬植物の野生グループを発見した。中國科學(xué)院昆明植物研究所雲(yún)南省極小個(gè)體群野生植物総合保護(hù)重點(diǎn)実験室の孫衛(wèi)邦氏が率いる研究チームの実地調(diào)査により、ヒマラヤコリバスと鑑定された。
同時(shí)に孫氏のチームは今回の調(diào)査において、同屬のコリバスを偶然発見した。今回見つかった2種類のコリバス屬植物のグループは、騰衝市ではいずれも初の記録だ。これにより高黎貢山南部に2種類の重要な新記録植物種が増えることになった。
科學(xué)研究者によると、ラン科コリバス屬植物は地生草本で、著生は珍しい。葉も花びらも1枚のみで、植物全體の高さが數(shù)センチしかない。コリバス屬は約150種で、主にニューギニア、豪州、太平洋の諸島に分布しており、東南アジアを経由しヒマラヤ山脈に広がる。中國では6種が分布している。今回調(diào)査したヒマラヤコリバス野外グループは2つの山に分布しており、標(biāo)高1790-1860メートルの尾根及び両側(cè)の坂に分布している。主に常緑の広葉樹林の下の苔や落ち葉の上で生育し、通常は數(shù)十株さらには百株以上のグループを形成する。総株數(shù)は2萬株余りと見積もられている??茖W(xué)研究者はそのうち1つの山のヒマラヤコリバスの調(diào)査を行った際に、標(biāo)高1790-1810メートルのエリアで、コリバスとヒマラヤコリバスが共に苔及び枯れ木の上で著生しているのを発見した。しかし數(shù)が少なく、約700株余りだった。
國際自然保護(hù)連合(IUCN)のレッドリストの評(píng)価基準(zhǔn)によると、ヒマラヤコリバスは低危険種(LC)で、コリバスは絶滅危懼種(EN)。現(xiàn)地の森林管理人の説明によると、発見エリアが保護(hù)區(qū)內(nèi)にないため、現(xiàn)地住民は山で薪を割り、放牧し、野生のキノコを取っており、人による干渉が極めて深刻な狀況だ。研究チームは、現(xiàn)地で保護(hù)を行うと同時(shí)に早急に関連の科學(xué)研究を展開し、保護(hù)エリアを設(shè)立するよう提案した。また人工育成?研究を行い、グループの數(shù)を拡大するよう提案した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年7月21日