中古品フリマアプリの「閑魚(yú)」で「花嫁介添人(伴娘)」と検索すると、料金200-520元(1元は約19.7円)ほどの花嫁介添人サービスが大量に目に飛び込んでくる。このほか、プロの花嫁介添人でブライダル企業(yè)のアプリを通じて営業(yè)活動(dòng)をしている人もいれば、微信(WeChat)のグループを通じて仕事をもらう人もいる。
プロの花嫁介添人「花嫁を引き立てる平凡なルックス」
「花嫁さんを引き立てます」、「目立ちません」、「平凡なルックスです」といったフレーズは、仕事を求めるプロの花嫁介添人の紹介文のほとんどに見(jiàn)られる。
結(jié)婚式の當(dāng)日は、花嫁が「美」を獨(dú)占するべきというのが、このほど取材したプロの介添人と花嫁のほぼ全員の共通認(rèn)識(shí)だった。プロの介添人の昕さんは取材に、「自分は、この仕事は美人過(guò)ぎてはだめ、背が高すぎてもだめで、花嫁さんの引き立て役に徹しなければならないと思う」と話した。
また「花嫁より目立たない」のがプロの介添人の基本的條件であり、基本的マナーでもあるという人もいる。
なぜプロを雇うのか?
ソーシャルコマースプラットフォームの小紅書(shū)には、自分が介添人を頼んだ時(shí)の費(fèi)用一覧を公開(kāi)する人が少なくない。必要経費(fèi)として挙げられているのは、1千元に上る宿泊費(fèi)、1千元に上る手土産代、數(shù)百元の親族へのご祝儀、さらには航空券代などだ。プロを雇えば300-500元のサービス料金だけで済む上、借りを作ることもない。
プロの介添人を雇った萌萌さんも費(fèi)用を計(jì)算したことがある。他の地域に住む友人2人に介添人を頼んだとしたら、高速鉄道の料金が往復(fù)で1400元ほど、口紅や香水などの手土産代が計(jì)2千元前後、母親からそれぞれに600元のアテンド料で計(jì)1200元、花嫁を迎えに行く時(shí)のゲームにも費(fèi)用がかかり計(jì)1千元前後、ヒルトンホテルに2泊して大體1100元だ。一方で、プロを雇う場(chǎng)合は1人300元で済み、諸々の費(fèi)用もかからない。
プロの介添人の青青さんは取材に、「現(xiàn)代では心の底を見(jiàn)せ合える友人がいるという若者は少ない。よく知らない遠(yuǎn)くの親戚に介添人を頼めば、ものすごく気を遣うし、よく知っている人に頼んでアテンド料を渡すとして、アテンド料が少なければ陰口をたたかれる。だったらいっそのことプロを雇った方がいい。少なくとも気は遣わないし、支払いも1回で済む」と話した。
前出の昕さんは取材に、「プロの介添人を選ぶのは目下の新型コロナウイルス感染癥の影響によるという人も少なくない。友だちが他の地域から來(lái)ることができないので、地元でプロを雇うしかないということだ?;蓼沃肖摔?、自分の友だちが介添人の経験がないため、経験豊富なプロを探して、結(jié)婚の良い雰囲気作りをしたいという人もいる」と話した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年11月11日