11月5日から10日にかけて上海で開催されている第5回中國國際輸入博覧會(輸入博)には、今年も數(shù)多くの日本企業(yè)が出展している。日立は、第1回から輸入博を「関係強化とビジネス機會創(chuàng)出のきっかけ」ととらえ、5年連続で參加しており、中國社會へのさらなる貢獻に努めたいとしている。人民網(wǎng)ではこのほど株式會社日立製作所の依田隆中國総代表にインタビューを行った。
日立の第5回輸入博展示ブースの様子(寫真提供?日立)。
環(huán)境、レジリエンス、安全安心を柱とした展示
今回の輸入博において日立は、環(huán)境、レジリエンス、安全安心という3つの柱から各種製品やソリューションを展示している。依田中國総代表は「當社製品の顧客の省エネ環(huán)境対応などの現(xiàn)在のニーズに合わせ、データを分析し活用する當社の技術(shù)を用いて、課題解決のために、環(huán)境、レジリエンス、安全安心の価値を提供出來るチャンスがあると考えている」とした上で、「特に循環(huán)型経済(サーキュラー?エコノミー)が急速に拡大している今、環(huán)境の分野では大きく貢獻出來るチャンスがある」とした。
そのうち「環(huán)境」分野での貢獻としては、日立エナジー提供のEconiQ?環(huán)境配慮型変圧器がある。この変圧器はグローバルに共同開発した製品だが、中國市場と顧客のニーズに合わせて技術(shù)とデザインの再開発を?qū)g施し、広東省中山市にある工場で生産した同社にとって世界初のEconiQ?変圧器となっている。
また「安全安心」分野では、日立の最先端がん治療裝置を展示。體を切ることなく、治療が可能で、患者への負擔が少ないという特徴を備え、世界で患者6萬人以上という高い実績と信頼性を有している。世界の有名な病院30ヶ所以上で採用されており、中國でも江蘇省徐州市や広東省仏山市に建設中の2ヶ所で採用されているという。
株式會社日立製作所の依田隆中國総代表(寫真左、寫真提供?日立)。
「関係強化とビジネス機會創(chuàng)出のきっかけ」としての輸入博
依田中國総代表は、「日立グループにとって中國は、すでに日立の総売上高で13%、約692億元(1元は約20.1円)以上の割合を占める最も重要な海外市場の一つ(2022年3月末時點)?,F(xiàn)在、中國には136のグループ會社があり、従業(yè)員5萬人以上で事業(yè)を行っている」と日立にとっての中國市場の重要性を指摘した上で、過去4回の輸入博出展で、「顧客との商談や大型契約の締結(jié)に加え、政府関係者や各企業(yè)のトップ層にも日立の幅広い事業(yè)を知っていただく良い機會になった」とその成果を評価。そして、「日立にとって輸入博は、中央政府や地方政府、顧客やパートナーなどとの直接のコミュニケーションを通じた関係強化、ビジネス機會の創(chuàng)出や協(xié)創(chuàng)加速のきっかけの場となっている」とした。(文?玄番登史江)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年11月9日