雲(yún)南省の佤(ワ)族の女性?葉萍さんは2010年、村の女性たちに、「一緒にコーヒーの木を植えよう」と誘ったものの、コーヒーを見たことも、聞いたこともなく、「売れなかったらどうするの?」、「ブタも食べないだろうし、私たちも飲まない」としり込みする女性がほとんどだったという。
それでも、「信じてもらえなくても、私は自分で栽培して成功させてみせる」と葉さんは決して諦めなかった。
しかし、コーヒーの木を1年かけて植え、3年後にせっかく実がなるようになったものの、2013年末に、深刻な霜害に見舞われてしまった。
挫折や失敗を経験しても打ちひしがれることはなかったという葉さんは、専門知識の學(xué)習(xí)を強(qiáng)化し、経験を積み重ね、ついにコーヒー栽培に成功した。
しかし、コーヒー栽培を通して増収を?qū)g現(xiàn)し、豊かな生活を送ることができるようになるためには、「高級路線」を歩まなければならないことを発見した葉さんは、コーヒーの改良に著手し、改良したコーヒーが2018年、業(yè)界のコンテストで優(yōu)勝した。そして、長年の努力が実り、粗放栽培スタイルを打破し、スペシャルティコーヒーを作り出す道を見つけ出した。
現(xiàn)在、葉さんが作るスペシャルティコーヒーは、輸入コーヒーよりも高値でやり取りされている。
2020年、雲(yún)南コーヒーは上海で開催された中國國際輸入博覧會に並んだ。
そして、2021年5月、葉さんが作ったコーヒー豆は、贈答品として、國際連合安全保障理事會の常任理事國?非常任理事國の代表に贈られた。
葉さんは、世界中の人々に中國でもおいしいコーヒーを生産できるということ知ってもらうのが目標(biāo)といい、「コーヒーは私の人生と同じ。最初は苦さしか感じなかったけれど、苦さの後には甘みがある」とした。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年11月7日