江蘇省南京市で24日午前に行われた2021年度中國宇宙の日始動並びに中國宇宙大會開幕式典で、中國國家航天局(宇宙局)は、中國初となる火星ローバーの名前「祝融」(正式名は「祝融號」)を正式に公表した。新華社が伝えた。
「祝融」とは中國の古代神話における火の神。初となる火星ローバーの名前が中國の伝統(tǒng)的な文化要素から由來しているのは、中國のこれまでの「嫦娥」や「墨子」、「悟空」、「北斗」といった宇宙船や探査機などの命名と同じ流れを汲んでいる。火の神の名をつけられた中國初となる火星ローバーは、現(xiàn)代科學(xué)と伝統(tǒng)文化の時空を越えた融合で、宇宙関係者たちの科學(xué)に対する夢とロマンの思いを體現(xiàn)させるとともに、中國人の探索の精神と文化への自信をはっきりと示している。
また、國家航天局は「祝融」の英語名に関しては、中國語のピンイン(ローマ字表記)をそのまま使用した「Zhu Rong」にすると発表している。(編集TG)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年4月25日