午後1時、浙江省杭州市拱墅區(qū)の徳勝小學(xué)校の校內(nèi)には靜けさが漂っていた。1年5組の語文（國語）を擔(dān)當(dāng)する陳潔先生は、「子供たちはぐっすり眠っているでしょ。中にはいびきをかいている子供も何人かいるんですよ」と話す。人民網(wǎng)が報じた。

2週間前、同小學(xué)校では1年生の児童を?qū)澫螭恕?つの専用教室を用意して「晝寢」の時間を試験的に設(shè)けた。毎日、晝食が終わると、児童たちは列を作って、教師の指示に従い、順番に専用教室に入り、布団をひいて、毛布をかけて、アイマスクを付けて、晝寢をする。

晝寢ルームでぐっすり眠る徳勝小學(xué)校の1年生の児童たち（撮影?王蕭蕭）。

「初めは、興奮して寢付けない児童もいた」というものの、2週間後には、ほとんどの児童に晝寢の習(xí)慣がついたという。

同校の銭娟萍校長は、「リラックスするために、全ての児童が晝寢を必要としているわけではない。晝寢の本當(dāng)の意義は、自分が好きなことをする時間を、児童に與えることだ」と説明し、「なかなか寢付けない児童や、晝寢をしたくない児童に対しては、教師がマンツーマンで話を聞き、その原因を突き止めている。もし、本當(dāng)に晝寢したくないのなら、強制はせず、別の部屋で本を読んだり、絵を描いたりしてもらっている」と話す。

育才京杭小學(xué)校も取材して見ると、午後1時20分になると、「3、2、1、終了」という聲と共に、チャイムが鳴り、5年3組の擔(dān)任教師が「みんな起きて！」と児童を起こし、教室の電気を付けていた。児童たちはわずか5分で、布団やマットを畳んで整え、教室の四隅に移動させていた機を元に戻して並べていた。

機を十字型に並べてスペースを4ヶ所作り、晝寢する育才京杭小學(xué)校5年生の児童（撮影?王蕭蕭）。

徳勝小學(xué)校は低學(xué)年を?qū)澫螭摔筏皮い毪韦藢潳筏?、育才京杭小學(xué)校は、5年生と6年生を?qū)澫螭?、晝寢の時間を設(shè)けている。同校の教師は、「5、6年生の児童は、中學(xué)進(jìn)學(xué)に向けて授業(yè)も多く、プレッシャーを感じている。以前、晝休みは宿題をしたり、個別指導(dǎo)を受けたりする時間になっていた」と話す。

同校は先週、全校児童と保護(hù)者を?qū)澫螭恕儗嫟碎vするアンケートを?qū)g施したところ、児童の94％が「賛成」、92％が「うれしい」、87％が「晝寢をすると疲れが取れる」と答えた。

5月以降、拱墅區(qū)は區(qū)內(nèi)の全ての小中學(xué)校で「晝寢」の時間を?qū)毪工胗嫯嫟馈＃ň幖疜N）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年4月29日