資料寫真(寫真著作権は東方ICが所有のため転載禁止)。
植物由來の原料で作った植物肉が飲食業(yè)に旋風を巻き起こしたのに続き、植物から作った植物性ミルクもファーストフード界に旋風を巻き起こしている。5月26日、マクドナルド傘下のカフェブランド「マックカフェ」は植物性ミルクブランドのオータリーと提攜し、オーツ麥で作られたオーツミルクを使用したシリーズ商品を打ち出すと発表した。ケンタッキーフライドチキン(KFC)も植物系飲料「アイスオーツミルクラテ」を5月24日から販売している。「北京日報」アプリが伝えた。
現(xiàn)在、全國には1700店あまりのマックカフェがあり、消費者は2元(約34円)プラスすれば、ミルク入り飲料のミルクを「オーツミルク」に変更することができる。このほかマスクメロンフレーバーのオーツミルクラテ、イチゴ入りオーツ麥クッキーも期間限定で発売し、多様なフードと飲み物を提供するとしている。
もう1つのファーストフードチェーン大手のKFCも植物性ミルク分野での展開を図っている。KFCの説明によると、オータリーブランドと提攜して打ち出した新商品のアイスオーツミルクラテは、ピュアオーツ麥を使用し、コレステロールとトランス脂肪酸を含まず、乳糖不耐癥の人も安心して飲めるという。
ファーストフード2大大手がほぼ同時に提攜の道を選んだスウェーデンのオーツミルクブランドのオータリーとは、一體どんなものか。実は昨年、スターバックスがオンラインでオータリーのオーツミルク飲料を扱うようになり、Seesaw、MANNER、瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)、喜茶などのカフェやティー飲料店もオーツミルクコーヒーを通常メニューに加えるようになった。
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オーツミルクは植物性タンパク質の飲料で、これまでにもあった豆乳、杏仁露(アーモンドジュース)、核桃露(クルミジュース)なども同じく植物性ミルクの仲間に入る。今では、オーツ麥、キヌアなどの穀物で作られた植物性ミルクが市場で新たな人気者になっている。
植物性ミルクはたくさんの消費者の間で人気となり、乳糖不耐癥の人やベジタリアンが「ミルク入りコーヒー」を飲むときの新たな選択肢になった。スタバの販売データを見ると、2020年にはオーツミルクコーヒーの販売數(shù)が6200萬杯に達した。植物肉ブームに続き、植物性ミルクの概念も人々の心に浸透しつつある。
オータリーは先月、米國証券取引委員會(SEC)に株式公開の目論見書を提出し、近く証券コード「OTLY」でナスダックに上場する予定で、時価総額は100億ドル(約1兆970億円)近くに達するとみられる。実現(xiàn)すれば、「植物性ミルクの最初の銘柄」になる。
業(yè)界関係者は、「現(xiàn)在、植物性ミルク市場は商品を認知してもらい、消費習慣を育てる段階にある。競爭もこれから徐々に激しくなっていくだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年6月1日