北京市重大プロジェクト建設(shè)指揮部弁公室が1日に明らかにしたところによると、北京冬季五輪組織委員會(huì)と國(guó)際オリンピック委員會(huì)（IOC）によって確定された北京2022年冬季五輪の11會(huì)場(chǎng)のすべてが、グリーン建築認(rèn)証を取得した。うち國(guó)家スピードスケート館、國(guó)家會(huì)議センター2期、五棵松氷上スポーツセンター、北京冬季五輪村、延慶冬季五輪村の5つの新設(shè)會(huì)場(chǎng)はグリーン建築3つ星評(píng)価マークを取得した。國(guó)家アルペンスキーセンター、國(guó)家ボブスレー?リュージュ?スケルトンセンター、首鋼スキージャンプ臺(tái)の3つの新設(shè)雪上會(huì)場(chǎng)はグリーン雪上スポーツ會(huì)場(chǎng)3つ星評(píng)価マークを取得した。國(guó)家水泳センター、國(guó)家體育館、首都體育館の3つ改修會(huì)場(chǎng)はグリーン建築2つ星評(píng)価マークを取得した。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

■低炭素會(huì)場(chǎng)、源から排出削減

國(guó)家スピードスケート館は世界の體育館のうちスパンが最大の鞍型単層索狀構(gòu)造を採(cǎi)用。この縦198メートル、橫124メートルの巨大な屋根はテニスラケットのようで、獨(dú)特な軽量、薄型、柔軟の構(gòu)造を形成しており、重さは従來(lái)の屋根の4分の1に過(guò)ぎず、建材の使用量と建設(shè)の複雑性を大幅に引き下げ、源から二酸化炭素（CO2）排出量を削減した。首鋼スキージャンプ臺(tái)は大量の高張力鋼と耐候性鋼を採(cǎi)用。新材料の使用により鋼の使用量を減らし、CO2排出削減効果は約950トン。延慶冬季五輪村はプレハブ式で、現(xiàn)場(chǎng)での工事によるCO2排出を減らした上、競(jìng)技後の回収?再利用が可能で、利用率が40％にのぼる。北京市重大プロジェクト弁公室安全品質(zhì)処の周光輝処長(zhǎng)は「北京2022年冬季五輪はグリーン建築技術(shù)を優(yōu)先的に採(cǎi)用し、複數(shù)のグリーンで低炭素な冬季五輪會(huì)場(chǎng)を建設(shè)した」と説明した。

今回の冬季五輪はさらに、初めて大量のCO2環(huán)境保護(hù)型冷卻材を製氷に採(cǎi)用。國(guó)家スピードスケート館、首都體育館エリア、五棵松氷上スポーツセンターの3つの會(huì)場(chǎng)で7面のCO2スケートリンクが設(shè)置され、今回の冬季五輪のスケートリンク面積の約2分の1を占めている。CO2は現(xiàn)在、最も環(huán)境に優(yōu)しい冷卻材で、炭素排出がほぼゼロだ。従來(lái)の冷卻材のオゾン層の破壊を減らせるだけでなく、冷卻中に生じる大量の高品質(zhì)予熱を回収?再利用でき、従來(lái)の方法より効果が30％向上している。

■省エネ、エネルギー消費(fèi)を削減

低炭素五輪はエネルギーが先行する。張北再生可能エネルギーフレキシブル直流送電網(wǎng)実証実験モデルプロジェクトが昨年6月に全面的に稼働開(kāi)始したことを受け、北京冬季五輪は五輪史上初の全會(huì)場(chǎng)グリーン電力供給を?qū)g現(xiàn)する。それ以外にも、冬季五輪の多くの會(huì)場(chǎng)が積極的に分散型再生可能電源を開(kāi)発し、太陽(yáng)光?光熱システムと建築の一體化応用を推進(jìn)している。

五棵松氷上スポーツセンターを例にすると、その屋根には600萬(wàn)kWの太陽(yáng)光発電システムが搭載されている。將來(lái)的に年間約70萬(wàn)kWhの給電が可能で、同センターの一部の電力需要を賄える。同時(shí)にエアコンと換気裝置に全熱回収裝置を搭載しており、回収効率が70％にのぼっている。排気により室內(nèi)に取り組む新鮮な空気を事前に冷やしたり溫めたりすることで、エアコンのエネルギー消費(fèi)を抑える。

同時(shí)に、北京冬季五輪村の屋根には真空管型集熱器が取り付けられており、生活用の熱供給の7割以上を賄う。國(guó)家スピードスケート館の屋根には面積約3000平方メートルの太陽(yáng)光発電システムがあり、館內(nèi)にクリーンなエネルギーを提供できる。延慶競(jìng)技エリア山地プレスセンターは「グリーンな」屋根を建設(shè)。64枚の天窓を利用し、256枚の不規(guī)則なソーラーパネルをオーダーメイド。年間発電量は14萬(wàn)kWhにのぼり、毎年のCO2排出削減効果は約90トンにのぼる。自らの電力使用を賄い、余った電力は送電する原則に従い、山地プレスセンターの需要を満たした上で、余剰電力を送電し一般社會(huì)に供給できる。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年6月4日