殘留農(nóng)薬の問題がますます注目されている。南開大學(xué)生命科學(xué)學(xué)院の學(xué)生による起業(yè)チーム「自然衛(wèi)士」は、「蟲で蟲を退治する」という害蟲防除法を開発した。殘留農(nóng)薬、害蟲の薬剤耐性、環(huán)境汚染などの問題を効果的に解決できる。地下防除効率は80%以上で、農(nóng)家の増収にもなるし、食品の安全を守ることにもなる。中國青年報が伝えた。
十?dāng)?shù)年の模索と実験を経て、南開大學(xué)生命科學(xué)學(xué)院の教員と學(xué)生によるチームは、昆蟲病原性線蟲(EPN)により農(nóng)作物の害蟲を駆除する新型生物的防除法を開発した。人や動物に対して害がなく、汚染もゼロだ?!赶xで蟲を退治する」の原理はこうだ。作物にとって無害なEPNを土壌に入れると、EPNは自ら害蟲を探しその體內(nèi)に潛り込み、體內(nèi)共生細菌を害蟲の血體腔に放出することで、敗血癥により死に至らしめる。EPNは害蟲の體內(nèi)の栄養(yǎng)物質(zhì)を利用し成長と繁殖を続け、再び土壌に戻り新たな害蟲の捜索を開始する。これを繰り返し、循環(huán)しながら害蟲を駆除する。
チームが開発した製品は現(xiàn)在、200種以上の有害昆蟲を防除でき、100種に上る一般的な農(nóng)作物が対象で、中國人の食卓によく上がる食材をほぼカバーする。この「蟲で蟲を退治する」生物的防除法はすでに、中國の9省?13市の300ヘクタール余りの実験田で導(dǎo)入されている。ニラ、トマト、ジャガイモ、落花生、タバコなどの農(nóng)作物の害蟲防除面で高い効果を発揮している。累計で300世帯余りの農(nóng)家を支援し、1500萬元(1元は約16.9円)以上の経済効果をもたらしている。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年8月3日