山東省濰坊市壽光市の王家留営村で、大規(guī)模農(nóng)業(yè)を営む孫明山さんの暖房式野菜ハウスに、各種スマートセンサーや自動ローリングブラインドマシン、スマートブロワー、スマート霧化器、スマート補光ライトといった様々なサポートマシンが加わった。晝になり、ハウス內(nèi)の気溫が急上昇すると、孫さんはスマートフォン片手に操作するだけで、排気口の開き具合を調(diào)節(jié)し、正確に気溫をコントロールすることができる。曇りがちの日で日照が不足していれば、スマート補光ライトが野菜の必要に応じて、自動的に補光時間を設(shè)定する。人民日報が伝えた。
壽光市は全國的にも有名な施設(shè)農(nóng)業(yè)拠點で、大型ハウスで育てられた野菜が全國各地に出荷されている。人生の半分以上にわたり野菜を栽培してきた孫さんにとって、「稼げるかは天候頼み」という経験が徐々にモノのインターネット(IoT)のスマートデバイス及びビッグデータに取って代わられており、スマホが無くてはならない新しい「農(nóng)具」になっている。この夏、スマート霧化器の霧化?気溫低下機能により、孫さんのハウスのキュウリの成長期が1ヶ月近く延び、収益が例年より4分の1増加した。孫さんは、今冬も豊作を維持できると自信を抱いている。
その自信は施設(shè)農(nóng)業(yè)に特化したデジタル化全體ソリューションである「ネット接続ハウス」から得られている。この技術(shù)とサービスを提供するのは、農(nóng)業(yè)科學技術(shù)ベンチャー企業(yè)の雲(yún)洋物聯(lián)公司だ。同社の趙洪啟CEOは、「當社は各種センサーにより、気溫と濕度、日照、作物及び果物の莖の太さや高さなどの、環(huán)境データ及び作物成長データを採集?モニタリングする。データをエッジコンピューティングのスマートゲートウェイデバイスに集め、ビッグデータクラウドプラットフォームにアップする。環(huán)境-作物-管理の最良の関係を掘り起こし、コスト削減とパフォーマンス向上、質(zhì)向上と増収を?qū)g現(xiàn)する」としている。
同社の首席科學者の崔偉氏は、「ある作物の栽培モデルを構(gòu)築するには長い時間が必要となる。1年目に初歩的なモデルを形成し、2年目に最適化?調(diào)整を行い、3年目にさらに充実させ、4年目に市場で再検証する。ディープラーニング後のモデルの最適化を改めて行い、市場での大規(guī)模販売に向けた基礎(chǔ)を固める」としている。
同社は2017年より、トウガラシ、ナス、キュウリ、サクランボなどの7種類の作物を選び、試験を行っている。一部作物の栽培モデルはすでに大規(guī)模普及が始まっており、山東省や河北省、內(nèi)蒙古(內(nèi)モンゴル)自治區(qū)などの1萬6000以上のハウスをサポートし、その栽培面積は10萬ムー近くにのぼっている。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年9月6日