IDCはこのほど「2021年V2世界人工知能支出ガイド」を発表した。IDCは、世界の人工知能(AI)市場の支出は2021年に850億ドル(1ドルは約109円)に達し、2025年に2000億ドルまで拡大すると予想した。5年間の年平均成長率は約24.5%。2025年の世界のAI関連支出の約8%が中國市場からとなり、その市場規(guī)模は世界9エリアのうち3位になるとしている。
第14次五カ年計畫(2021-25年)綱要は、「次世代AI」を議題の重點として取り上げた。新インフラやデジタル経済などの持続的にメリットをもたらす政策の働きかけを受け、中國のAI市場が著実に発展させる計畫だ。最新の予測によると、中國の今年のAI市場における支出は82億ドルにのぼる。2021年から2025年にかけての5年間の予測期間內に、中國AI市場関連支出総量は年平均22%前後で拡大し、2025年には160億ドルを超える見通しだ。
技術的に見ると、現(xiàn)段階について言えば中國市場には先にハードに投資する傾向があり、かつAIモデルの訓練及び予測においてGPUを始めとする異種サーバの価格がCPUを大幅に上回り、中國の約7割のAI市場関連支出がハードによるものとなっている。中國のAI市場のさらなる発展と成熟に伴い、ハードが占める割合は2025年には57.5%に低下し、ソフトウェア及びサービスがよりハイペースで市場規(guī)模を拡大するとみられている。
また業(yè)界を見ると、IDCはAI市場の19の垂直業(yè)界の持続的な追跡研究を通じ、政府、金融、製造、通信の4大業(yè)界の支出が市場全體に占める割合が2025年には59%以上にのぼり、政府及び金融業(yè)界が中國のAIの重要分野になると予想した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年9月8日