西北大學文化遺産學院と秦陵博物院はこのほど共同で世界的に権威ある學術(shù)誌「Archaeometry」に最新の研究成果を発表した。研究者は秦の兵馬俑から一種の複數(shù)の用途を備えた複合材料を新たに発見し、この種の材料は兵馬俑の制作工程において、ひび割れの補修や接著、表面を滑らかに整える工程などで使用されていたとみられている。
研究者によると、過去の秦の兵馬俑における考古學的発掘作業(yè)の過程で、陶俑の頭部や腕部、陶馬の腹部や足の斷裂部分など多くの箇所でこの種の材料を発見したという。蛍光X線分析やX 線回折法、偏光顕微鏡法といった技術(shù)手段を用いて分析した結(jié)果、ブルーグレーの色合いをしたこの物質(zhì)は、一種の複數(shù)の用途を備えた複合材料であり、鶏卵とにかわからなるタンパク質(zhì)接著剤に、陶土の粉を無機充填剤として混ぜ合わせて作り上げており、主に陶俑の身體の各部位を接著したり、補修や表面の凸凹を滑らかに整える作業(yè)に使われている。この最新の研究成果は、兵馬俑の製作工程とその保護、修復作業(yè)を理解する上で、新たな根拠を提供している。(編集TG)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年1月30日