今月5日から7日まで開催された2022年ロンドン?ブックフェアで、英國(guó)で活躍する華人のイラストレーター?郁蓉さんがイラストを擔(dān)當(dāng)した?jī)雇颏苯}本「Shu Lin’s Grandpa(舒琳的外公)」が展示され、大きな反響を呼んだ。新華社が報(bào)じた。
「Shu Lin’s Grandpa」は、Shu Lin(舒琳)という名の女の子がおじいちゃんの助けを借りながら、異國(guó)で文化の壁を乗り越え、新しい友達(dá)を作るストーリーだ。同作品には、切り絵細(xì)工や水墨畫、さらには竜やパンダといった誰でも知っている中國(guó)を代表する要素がたくさん詰まっており、クラシカルさと現(xiàn)代的な畫風(fēng)を組み合わせた作風(fēng)となっている。
郁蓉さんは、「中國(guó)の物語(yǔ)を描き出すためには、ピュアな心と中國(guó)伝統(tǒng)文化に対する熱い思い、そして、文字や絵を通して中國(guó)の物語(yǔ)を伝えたいという熱意が必要になる」と語(yǔ)る。
キングストン大學(xué)出版學(xué)部に通う大學(xué)院生のマリアンヌ?シモンさんは、「『Shu Lin’s Grandpa』を読んで、幻想的な水墨畫の世界に入り込んだ気持ちになった。イラストで描かれている中國(guó)文化を見て、中國(guó)へ行って、伝統(tǒng)的な水墨畫作品や文化遺産をぜひ見たいと思うようになった」と話した。
中國(guó)の有名な児童文學(xué)作家?曹文軒の作品などを翻訳した経験がある英國(guó)の翻訳家?汪海嵐さんは、「児童文學(xué)や絵本は、中國(guó)と英國(guó)の若者に共感を覚えてもらえる最も良い窓口」との見方を示す。また、中華図書特殊貢獻(xiàn)賞の受賞者である英國(guó)の翻訳家?韓斌さんは取材に対して、「英國(guó)では現(xiàn)在、中國(guó)の図書を英語(yǔ)に翻訳する若者が増えており、その現(xiàn)象はとても喜ばしい。翻訳者は中國(guó)の作家が本の中で表現(xiàn)している意味を感じ取るだけでなく、世界の読者のニーズも理解していなければならない」と語(yǔ)った。
ロンドンの見本市會(huì)場(chǎng)オリンピアで開催された2022年ロンドン?ブックフェアには、約50ヶ國(guó)?地域から來た約100社が出展した。中國(guó)図書進(jìn)出口(集団)有限公司は、中國(guó)の出版機(jī)関約60団體が出展するよう企畫し、「閲読中國(guó)(READING CHINA)」をテーマに、約500種類、1000冊(cè)の出版物が展示された。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年4月11日