中國科學院古脊椎動物?古人類研究所が11日北京市で発表した情報によると、その他の魚類よりも、人類を含む四足動物との間により近い類縁関係を持つハイギョは、通常、特化して発達した歯板及び自己接続型の顎骨を持ち、さらに噛む力が非常に強いことが加わり、殻のある無脊椎動物の捕食に非常に適している。ただこの従來の認識は、同研究所の朱敏院士のチームによる最新の古代魚化石発見研究によって書き換えられた。朱氏のチームは「古代魚王國」とされる雲(yún)南省曲靖市の會沢県で、柔らかいものしか食べないハイギョの新屬種の化石を発見し、そしてこの今から約3億9000萬年前の化石を「會沢滇雙翼魚」(Dianodipterus huizeensis)と名付けた。中國新聞網(wǎng)が伝えた。
研究チームによると、全く新しいタイプの歯板を持つ會沢滇雙翼魚は、特殊な構造によりその他のハイギョのように硬い殻のある食べ物を摂取できず、吸引などの手段により水生軟體動物、さらにはその他の魚類を食べていた可能性がある。この古生物研究の重要な成果を記した論文はこのほど、國際的な學術誌「Journal of Systematic Paleontology」にオンライン掲載された。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年4月13日