3月以降、中國國內(nèi)では新型コロナウイルス感染癥が30省區(qū)市に広がり、これまでに上海や深センなど1兆元(1元は約20.0円)クラスに達する國內(nèi)総生産(GDP)の多い都市や、吉林省のような農(nóng)業(yè)大省も含めて広いエリアに波及し、経済にかかる下方圧力が段階的に強まっている。
一部の海外メディア?機関は、中國の厳格な防疫は「代償が大きすぎて持続不可能」との疑問をたびたび差し挾み、一般社會にも「ウイルスとの共存」といった論調(diào)も見られる。
中國が動的ゼロコロナ政策を堅持してぶれないのは、大きな視點で考えているからであり、生命という視點で考えているからだ。防疫の取り組みでは常に「國民が第一、生命が第一」を一番に掲げてきた。これは防疫の成果を判斷する時に真っ先に見なければならない基準だ。
オミクロン株は「強めのインフルエンザ」ではない。感染のスピードが速く、感染者が多く、感染癥に対して弱い狀態(tài)にある人にとってはリスクが大きい。中國の14億人あまりの人口のうち、60歳以上の人口は2億6700萬人いる。速やかに厳格な対策を行なわなければ、感染しやすい層の感染リスクが増大し、大規(guī)模なリバウンドが起これば、國民の生命や財産にさらに大きな損失が出ることになる。
振り返れば、今年初めに多くの國と地域が相次いで防疫政策を緩めたところ、結(jié)果的に患者と死者が大幅に増加することになった。現(xiàn)在、世界で感染が確認された患者は5億人以上、死者は619萬人を超えた。英國では3月以來、感染レベルが過去最高に達した。英メディア関係者は、「新型コロナとの共存政策は大ばくちを打つようなもの」と指摘する。
経済の視點で見ると——科學的で正確な対策、動的ゼロコロナを堅持するのが、中國の発展のために主導権を握ることになる。
2020年、中國は世界で「率先して感染癥を抑制」し、「率先して企業(yè)活動を再開」し、最終的に主要エコノミーの中で「率先して経済成長のマイナスからプラスへの転換を?qū)g現(xiàn)」した。21年の中國経済は前年同期比8.1%増加し、2年間の平均増加率は5.1%で、経済発展と感染癥対策は世界トップレベルの位置を保った。
オミクロン変異株は感染スピードが速く、動的ゼロコロナ実現(xiàn)の難度はさらに上がった。封鎖コントロール措置が経済に短期的な打撃をもたらすことは避けられないが、中國の感染癥対策の実踐がより強く印象づけるのは、「一時的な『管理』はよりよい『開放』のためである」ことだ。
現(xiàn)在、中央政府から地方政府まで相次いで政策措置を打ち出して、最小の代償で最大の対策成果を上げようと、感染癥が経済?社會の発展に與える影響をできる限り減少させようと努力している。
一方で、農(nóng)業(yè)のタイミングを見失わず春の耕作シーズンを保証している。現(xiàn)在、春蒔き食糧の栽培面積は意向面積の19.4%を占めており、達成ペースは前年同期を1.2ポイント上回った。
他方で、1分1秒を爭って企業(yè)活動の再開を進めている。深センは「減速ボタン」を押してから社會?生産?生活の秩序が順序よく回復し始めるまでにかかった時間は10日足らずだった。山東省は3月29日、このたびの2月末以來の感染癥は社會的な動的ゼロコロナを達成したと発表し、企業(yè)活動再開が速度を上げる段階に入った。吉林省は4月14日、社會におけるゼロコロナを達成し、社會?生産?生活の秩序が徐々に回復したと発表した。上海市ではこのたびの感染癥の感染指數(shù)が2.27から1.23に下がり、4月16日には工業(yè)企業(yè)の操業(yè)再開における感染癥対策の手引きが発表された。
動的ゼロコロナを堅持してぶれず、経済?社會の発展に良好な條件を生み出す一方で、科學的で正確な対策を堅持し、畫一的な措置を防止する。この両者を全體的に計畫し均衡に配慮して初めて、このたびの感染癥対策の難関攻略戦で斷固たる勝利を収めることが可能になる。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年4月19日