同じ料理で違う量、2種類のメニューで2通りの価格。北京の老舗レストラン「同和居」では、以前はメニューの中の選択肢だった少量メニューが、今やそれだけで1つのメニューを構(gòu)成するようになったという?!附U済日報」が伝えた。
同和居は比較的早くから少量メニューを出してきた老舗だ。同店の月壇店飲食部サブマネージャーの郭素紅さんは、「昨年から、當?shù)辘扦?-3人の小グループが目に見えて増加した。このような食事シーンは宴會やパーティーと異なり、消費者側(cè)はいろいろなメニューを楽しみたいし、価格もよりお手頃であってほしいとしている。そこで昨年末から、従來の量のメニューと少量メニューを別物としてそれぞれメニューを作り、量と価格を別々にし、従來メニューは個室のお客様に、少量メニューはテーブルの小グループのお客様に提供することにした」と説明した。
少量メニューはよく新メニューの「テストの役割」を果たす。同和居ではこれまで通常の量のメニューが先にあって、それを少量メニューにしていた。郭さんは、「今は、季節(jié)ごとに新メニューを正式に採用する前に、まず少量メニューにしてテストを行なう。お客様の評判や反応を見てから、通常メニューにするかどうかを決める。現(xiàn)在、當?shù)辘违幞衰濠`の70%以上は少量メニューでも提供している」と話した。
郭さんの見方によると、少量メニューは今や店舗の売り上げを伸ばす重要なルートだ。店內(nèi)での飲食と異なり、デリバリーの顧客は若い人が中心で、一人で食べるのが基本的な消費シーンだ。そのため同和居はすべてのデリバリーのメニューを少量にした。また今はデリバリー大手の美団のプラットフォームで販売する1人用セットメニューが1日當たりで200食以上売れるという。
美団のまとめたデータでは、今年4月上旬現(xiàn)在、消費者が「少量メニュー、半量メニュー、1人用セットメニュー」など少量メニューに関連するキーワードを検索した回數(shù)は142萬件にも上った。今年第1四半期(1-3月)には少量メニューを提供する業(yè)者は前年同期比110%増加し、関連メニューの売上増加率は128%に達した。
北京市飲食業(yè)界協(xié)會の賈飛躍會長は、「少量メニューは消費者がいろいろなメニューを選択する時のコストを引き下げ、消費者は料理を合理的に選択し、分量を把握し、浪費を減らせる。業(yè)者はこれによって料理の質(zhì)を高め、経営収入を増やし、飲食の規(guī)模を拡大することができる。同時に、少量メニューに含まれたエコ消費の理念は飲食産業(yè)の各プロセスによりしっかり浸透し、飲食産業(yè)の質(zhì)の高い発展を促進するだろう」との見方を示した。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年4月29日