最近、ぜいたく品ブランドのシャネルが再び製品の販売価格を上げ、ケリング、ルイ?ヴィトン、ロレックスなどのぜいたく品グループも次々に値上げを発表した。ヴィトンは世界規(guī)模で価格を引き上げ、価格上昇幅を5-15%とした。値上げをしても売り上げは減少せず、逆に消費(fèi)を刺激する結(jié)果になっているという。
海外ショッピングサイトの考拉海購が発表した報(bào)告書「2021年度『資産運(yùn)用になるバッグ』10選」によると、昨年以來、バッグ製品の中には価格上昇幅が95%に達(dá)したものもあるという。価格上昇幅の平均を見ても、大部分のぜいたく品が5-20%に達(dá)する。ロレックスの上昇幅は過去1年間にダウ平均の上昇率を上回っただけでなく、金や不動(dòng)産などその他の投資手段の上昇率もはるかに上回った。
今年初めにスイスのUBSグループが明らかにしたところによれば、「価格の柔軟性」がぜいたく品産業(yè)の主な特徴の1つで、過去20年間にヴィトンなどのトップブランドの平均価格上昇幅はインフレ率の2.5倍に達(dá)したという。
北京の一部のぜいたく品直営店をのぞくと、値上げが売り上げに影響していないことがわかる。店員は、「値上げが発表されると、さらに売り上げが伸びている。お客様の中にはぜいたく品を購入すればもうけられると考える人もいて、定番の商品だけでなく、これまであまり人気のなかった商品も売り上げが伸びている?,F(xiàn)在、うちの店では入荷待ちや売り切れの商品が多い」と話した。
業(yè)界関係者は、「新型コロナウイルス感染癥の流行中、消費(fèi)者がトップブランドの人気商品を熱心に追い求めるようになり、需給のバランスが崩れ、ぜいたく品の価格がさらに勢(shì)いよく上昇するようになった。ぜいたく品ブランド側(cè)はこうした手に入りにくい狀況を利用して『より追い求められるブランドへの変身』を遂げたいとしている。渇望感が高まれば、ブランド側(cè)には値上げが合理的だと証明する理由があることになる。消費(fèi)者が追い求めるトップブランドであればあるほど、値上げの余地が大きくなり、値上げが常態(tài)になると、消費(fèi)者はさらに『早く買った方が得』と考えるようになる。こうしてぜいたく品は価格決定力とブランドの魅力とが交互に高まる『好循環(huán)』に入っている」と指摘した。
「ぜいたく品が頻繁に値上げをするので、投資の対象と考えるようになった人がたくさんいる。しかし本當(dāng)に投資するだけの価値を持つ商品、価値を維持できる商品というものは、通常はそれほどたくさん流通しない商品、限定的に流通する商品、さらには通常の市場の流通ルートに乗らない商品だ」と指摘する専門家がいる。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年4月26日