自然資源部（?。┲袊刭|(zhì)調(diào)査局カルスト地形研究所の上級(jí)エンジニアである張遠(yuǎn)海氏は22日、「1週間の共同科學(xué)調(diào)査により、このほど発見された広西壯（チワン）族自治區(qū)楽業(yè)県の『神鷹天坑（天坑とは落込穴）』及びその他の3ヶ所の陥沒ドリーネと鍾乳洞群が、いずれも地下川によって育まれた新しい天坑ファミリーであることを確認(rèn)した」と述べた。科技日報(bào)が伝えた。

中國は天坑資源が非常に豊富だ。データによると、中國ですでに発見されている天坑群は31ヶ所で、天坑の數(shù)は270個(gè)を超え、世界の既知の天坑數(shù)の9割近くを占めており、主に広西チワン族自治區(qū)、貴州省、重慶市、雲(yún)南省、四川省、湖南省、陝西省漢中市などの地域に集中している。

天坑は貴重な地質(zhì)遺産であり、地球が殘した深い痕跡でもある。天坑の科學(xué)調(diào)査は地球の地質(zhì)変動(dòng)、生物的変化、植生の変化を研究する上で重要な意義を持つ。天坑は地殻隆起エリアに位置し、地下川や鍾乳洞に始まり、沈下により地表に出て、崖の退化により完了する。カルスト地形の変化、水文?地質(zhì)條件の変化の奇跡を體験しており、カルスト地形の変化の歴史を記録している。

「今回楽業(yè)県で新しい天坑を発見できたのは、高畫質(zhì)衛(wèi)星イメージングによるものだ。シャドーイング分析により天坑の潛在的な位置を発見してから、現(xiàn)場を調(diào)査し確認(rèn)した」。張氏によると、同研究所の科學(xué)調(diào)査探検隊(duì)は5月上旬に楽業(yè)県の探検を終え、1個(gè)の標(biāo)準(zhǔn)的な天坑、すなわち「神鷹天坑」を発見?確認(rèn)した。

「神鷹天坑」の深さは192メートルで、度重なる山崩れによって形成された。その底部には保存狀態(tài)の良好な原生林システムが殘っており、豊富で獨(dú)特な自然資源を育んでいる。科學(xué)者は石灰?guī)rにおよそ2億年以上前の海洋生物の化石を発見した。

張氏は、「底部では、広西の新分布種、イワタバコ、ムササビの糞、岸壁のイワツバメ、トンビなどの動(dòng)植物を発見した」と述べた。

なぜ広西は天坑が多いのだろうか。張氏は、これは雲(yún)貴高原が広西に向かい移行する傾斜地帯と豊富な雨量、また炭酸塩巖の緻密さ、硬さ、大きな厚みと高い関連性を持つ。また天坑は鍾乳洞のホールから変化したものだと分析した?！溉珖?0大鍾乳洞ホールのうち広西は6つで、世界10大鍾乳洞ホールのうち広西は3つだ。広西の地下川の數(shù)も全國最多だ。そのため広西の天坑が多いのもおかしくない」と張氏。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2022年6月23日