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37ヶ國経由 北京アマツバメの移動ルートが初めて明らかに

人民網(wǎng)日本語版 2022年07月05日14:36

北京アマツバメ、すなわちアマツバメ北京亜種(Apus apus pekinensis)は、全世界で唯一の「北京」の名を持つ野生の渡り鳥だ。これまでの研究によると、北京アマツバメは毎年4月にアフリカ南部から北京に移動し、巣を作り繁殖した後、7月末から8月初めにかけてアフリカ南部に戻り冬を越す。しかしこの往復3萬キロメートル近くに及ぶ飛行ルートが具體的にどの國を経由するか、休憩地點が存在するか、沿線の気候がどうなっているかは、長期にわたり知られていなかった。中國と海外の研究チームはこのほど、北京アマツバメの移動行動の追跡研究成果を國際的な學術(shù)誌「Movement Ecology」で正式に発表した。初めて北京アマツバメの移動の生態(tài)學的法則を正確に解明した。

北京アマツバメ(撮影?張為民)

同研究チームは2014?18年にかけて、北京市の頤和園で前後して66羽の北京アマツバメに超小型光感知ナビゲーション裝置を裝著した。この日射強度を記録し、晝夜の変化の法則に基づき測位?追跡する低エネルギー消費の回収型デバイスにより、科學研究者はうち25羽の日射強度データの回収?分析に成功した。

北京アマツバメの移動ルート

研究データによると、北京アマツバメは移動中に37ヶ國を経由。移動する時は目的地に直接向かうのではなく、コンゴ盆地及び周辺地域、紅海南西岸、カスピ海南岸を最も主要な3つの休憩地點とする。非繁殖シーズンのうち123日を、年間降水量が600ミリメートル以下の地域で送る。その繁殖エリアと越冬エリアの年間降水量は、歐州に分布するヨーロッパアマツバメを大きく下回り、半乾燥環(huán)境への適応を示している。

論文の連絡(luò)著者で、中山大學生態(tài)學院の鳥類學者である劉陽教授は、「ある鳥類を保護しようと思えば、まずその行動を理解する必要がある。將來、科學研究チームはゲノムシーケンシング技術(shù)を使い、北京アマツバメの移動の奇跡の裏側(cè)にある遺伝子コードを明らかにする」と述べた。(編集YF)

「人民網(wǎng)日本語版」2022年7月5日

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