中國初の獨自に研究開発した淺水サブシーツリーシステム開発プロジェクトが、渤海海域の「錦州31?1ガス田」で稼働開始した。(撮影?王琛)
中國海洋石油集団(中海油)は17日、中國初の獨自に研究開発した淺水サブシーツリーシステム開発プロジェクトが、渤海海域の「錦州31?1ガス田」で稼働開始した。地下2000メートル以下に埋蔵されている天然ガスが水中サブシーツリーシステムによりプラットフォームのトーチアームに安定的に輸送されている。単一坑井のガス試験採掘量は1日當(dāng)たり31萬立方メートルにのぼり、1500世帯の1年の消費量に相當(dāng)する。人民日報が伝えた。
水中サブシーツリーは水中生産システムの中核設(shè)備の一つで、地層の奧深くの油ガスと外部の油ガス輸送パイプを結(jié)んでおり、油ガスの採掘ペース、リアルタイムのモニタリング、生産狀況の調(diào)整をコントロールでき、油ガス井のスマートな「蛇口」のようだ。今回稼働開始となった水中サブシーツリーの最終幅は3.3メートル、高さは2.65メートルのみで、全體の重量は24.8トンで、一般的な水中サブシーツリーの高さより25%近く短く、重量が35%低下している。同時に「フルパッケージ」型の外部防護(hù)裝置が特別に設(shè)計されており、網(wǎng)にかかったり船の錨にぶつかるといった安全リスクを効果的に回避でき、淺水での使用により適している。
中海油天津分公司副社長で、チーフエンジニアの喩貴民氏によると、海面より上のジャケットタイププラットフォームの代わりに水中生産システムを使うことで、海運などの海洋使用の需要に影響を及ぼさない狀況下で効果的に油ガス資源を開発できる。淺水水中サブシーツリーの研究開発と応用の成功は、渤海油田の4000萬原油換算トンの増産に向け重要な力を寄與するだろう。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年7月18日